こころのオアシス

こころのオアシス

April 3, 2012
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3.11以後、未だに震度5ほどの余震が収まらない。

 東南海地震による巨大津波が30メートルを超える地域もある、という推測値も発表され、明日にでも起こって不思議ではない首都直下型と合わせて、列島全体が大いなる揺れのなかに在る。

 新潟は、過去、たびたび震災の憂き目に遭ってきたが、かの地の聖人・良寛禅師は、当時、大地震で被害に遭った人に
「災難を逃れる方法はないか?」
 と訊ねられ、
「災難にあう時はあうが良く候、死ぬ時は死ぬが良く候」
 と応えている。

 運命をそのまま享受することが妙法だというのである。

「えー。それはないでしょう」
 と思われるかもしれない。

「運命」という字をよくよく見ると、「命は運ばれている」とも読める。
 たしかに、我われの命は、目に見えない何ものかに運ばれているのかもしれない。

 お天道様は、善人にも悪人にも公平にお照らしくださる、というフレーズを子どもの頃、年寄りから聞かされた覚えがある。
 雨もそうだ。誰の頭上にも公平に降り注いでくれる。
 そこから、大きな心をもって隔てなく人を愛しなさい…という、宗教めいたフレーズになったような気がする。

 台風・地震も公平に誰の元にもやってくる。
 自然現象とは分け隔てなくやってくるものなのである。

 とすれば、やはり良寛師の言うごとく
「災難にあう時はあうが良く候、死ぬ時は死ぬが良く候」
 ということかもしれない。






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Last updated  April 3, 2012 08:16:07 AM


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