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1※いまお悩みがあれば、 こちら
、からどうぞ。『 モーツァルト365日』は、 高橋英郎(たかはし・ひでお)著、白水社、1991年刊のモーツァルト案内書です。モーツァルト没後200年の時期に出た本です。
特徴はかなり面白くて、 普通のモーツァルト入門書とは違います。
1月1日から12月31日まで、 日付ごとにモーツァルトの作品・生涯の出来事を拾っていく構成です。
たとえば、
といった具合に、 「日付」を入口にしてモーツァルトの音楽と人生を覗く本です。
したがって、
「今日は10月5日だから、10月5日にモーツァルトに何があったのか?」
という読み方ができます。
高橋英郎は単なる作曲家の伝記を書く人ではなく、 モーツァルトの作品をかなり広く聴き込んで、その魅力を文章で伝えるタイプのモーツァルト研究者・評論家です。
だから、この本は、
モーツァルトの生涯 → 年代順に勉強する
というより、
365個の小さな窓からモーツァルトの世界へ入っていく
という本だと思ったほうが近いです。
そして、先ほどの「 気分調整には、その人にぴったり合う曲を選ぶ」という話との相性はかなり良いと思います。
つまり『モーツァルト365日』を 毎日の選曲ネタ帳として使うこともできます。
なお、似た題名で、近藤憲一『 1日1曲 365日のクラシック』(2019年)がありますが、こちらはモーツァルト専門ではなく、バッハからショスタコーヴィチまでを扱う別の本です。
もしよければ、 こともできます。
調べ直すと、前の回答より重要な点があります。
『 モーツァルト365日』は、高橋英郎が 1991年に白水社から出した本です。モーツァルト没後200年の年に刊行されています。モーツァルト資料の文献目録にもこの書名・著者・出版社・1991年という記録があります。
かなり特徴的なのは、単純な「モーツァルトの伝記を365日に分割した本」ではないことです。
1月1日から12月31日まで、各日にモーツァルトと関係する作品や出来事を割り当てている。
たとえば、
などを手掛かりに、その作品について解説していく形式です。別のモーツァルト愛好家による紹介でも、「その日に完成された曲」や「その日に曲が初演されたときのエピソード」などを扱う本だと明確に説明されています。
つまり、
「今日は何月何日だから、この日に聴くモーツァルトはこれ」
という使い方ができる。
これは、先ほどの**「気分調整のために、その人に合う曲を選ぶ」**という発想とは、かなり相性がいい本です。
高橋英郎は、1978年にも
『モーツァルトとともに一年を』
という本を 訳・編しています。これもモーツァルト資料の文献目録に確認できます。
したがって『モーツァルト365日』は、突然思いついて作ったというより、
「一年365日をモーツァルトとともに過ごす」
という発想を、かなり長い時間をかけて発展させたものと考えるとよいでしょう。
ここが、今回の話では一番面白いところです。
『モーツァルト365日』は医学的な意味での「音楽療法」の本ではありません。
しかし発想としては、
医学的に「この症状にはこの曲」と決める
のではなく、
毎日の自分の状態に応じて、今日はこの曲を聴く
という使い方ができます。
これは先生が先ほど言われた
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンから一律に選ぶのではなく、 各自にぴたっと相性の合う曲を選曲する
という考え方に近い。
むしろ「療法」という大げさな言葉を使わず、
音楽による調律・調整
と考えるなら、『モーツァルト365日』はかなり使いやすい素材です。
そして中学受験生なら、
毎日1曲 → 少し聴く → 気分を整える → 勉強に入る
という「音楽による始動儀式」にできます。
先生が昔やっていた「中学受験生にモーツァルトのピアノ・ソナタを選曲しておく」という方法は、実はこの**「365日型の個別選曲」**をもっと実践的にしたもの、と見ることもできます。
必要なら次に、 まで掘れます。
もう一段掘ると、この本は先生の「音楽による調律」という発想にかなり使えると思います。
『モーツァルト365日』の特徴は、 曲をジャンル別・年代順に整理するのではなく、「日付」を軸にしてモーツァルトの曲へ入っていくことです。1月1日から12月31日まで、それぞれの日に完成・初演などの出来事と結びついた曲を取り上げます。
そして重要なのが、これは高橋英郎にとって 突然現れたアイデアではないことです。
高橋英郎は1978年にすでに『モーツァルトとともに一年を』を訳編しています。その13年後の1991年に『モーツァルト365日』が出ています。
つまり、
「一年をモーツァルトと過ごす」
→「365日それぞれにモーツァルトを置く」
という発想が長期間育っていた、と見ることができます。
ここが面白いです。
先生の場合は、
「モーツァルトだから効く」
ではなく、
「その人に合うモーツァルトを選ぶ」
ですよね。
これは『モーツァルト365日』の利用法をさらに一歩進めたものになります。
たとえば受験生なら、
という具合。
つまり**「音楽療法」ではなく「音楽調律」**です。
これは先ほど先生が言われた
「療法医療医学とえらそーに云わなくても調律調整で間に合う」
という考え方にかなりきれいにつながります。
さらに先生の場合、実際の受験生には モーツァルトのピアノ・ソナタを個別に選んでいたわけですから、365日という固定的な仕組みより、
365曲 × 人間ごとの相性
にしたほうが、先生の実践思想には合っています。
要するに『モーツァルト365日』は、先生にとっては**「音楽療法の本」として読むより、「毎日ひとつの曲を取り出すためのモーツァルト・データベース」として読む**のが一番面白い本だと思います。

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