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カテゴリ: BOOK
数年前にアカデミー賞をとったアニメ、「ペルセポリス」をずーっと観たかったのですが、原作本の漫画を見つけました。

内容はイラン出身で現在フランス在住の女性イラストレーターの生い立ちからイランを去るまでの自伝的な内容。でも、その内容はとてつもなくハードでいろいろと考えさせられてしまう。1970年代のイスラム革命やイラン・イラク戦争、そしてイスラムの独特の世界観と自由を求める自分の欲求との葛藤・・・てな感じで、平和な日本でボーっと生きてきた私からすると、やっぱり身近に戦争があったり、厳しい価値観がある方の奥深さは全く違うなと思った次第であります。

彼女は一度、14歳でオーストリアに留学に行くんだけれども、イランでの抑圧された生活から解き放たれたかと思いきや、ヨーロッパでの生活もやはりハードなわけで。やっぱり、どうしても我々、有色人種は差別を受ける側でありますし。で、イランに戻っても、すっかりヨーロッパの価値観になってしまっているだけに、がちがちのイスラム社会にはなじめず・・・。そうやって自分のアイデンティティが所属する場所を求めて、煩悶とする様子がよく伝わってきました。

でも日本だって、戦争の頃は特高警察や軍部の激しい弾圧があったわけで、私たちがいま手にしている自由はわずか60年前には全く手に入らなかったものだと思うと、なんだかかなりフクザツだったな。

そーんなハードな内容だったけど救いだったのが、イスラム革命後にがちがちのイスラムの価値観になった後でも、戦時中でも、学校で先生にイタズラをしてみんなで笑い転げたり、とどこかに明るさが感じられたこと。

向田邦子も戦時中でいつ爆撃を受けるかわからない時でも、女学校の廊下で先生が転んだら同級生で笑い転げてたと書いていたし。

やっぱり、どんな状況下でも人間て強いんだな。それって、素晴らしい。








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Last updated  2009/03/17 09:24:21 PM
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あ、見ましたw  
gunco さん
あ、ご無沙汰です。guncoもそいつはめっちゃお奨めです。イライラ戦争の内側って今まで見たことなかったので、それだけでも十分面白いですよね。それと "Eye of the tiger"、忘れられません・・・ (2009/03/18 08:09:28 PM)

【guncoさんへ】Re:あ、見ましたw(03/17)  
jungjung さん
ご無沙汰してまーす。お元気ですか?つい最近、よすけざんさんとメールしていて、「guncoさんのロボットは元気だろうか」と話していたんですよ。

ペルセポリスは今まで遠い国だったイランがものっすごく身近に思える画期的な物語ですよねー。ang*angにも読ませますー。
(2009/03/20 12:07:44 AM)

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