2011年05月14日
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1935年4月 中国は資源委員会を設置する これは鉄鋼 機械 電力 鉱業などの重工業を中国に建設することを目的とした機関だが その重要な仕事の一つに タングステンの管理があった すでに紹介したように 中国は武器と軍事技術の提供を受ける見返りとしてドイツにタングステンを輸出しており とくにそのためにこの鉱物を政府の管理下に置く必要があった



しかし管理はうまくいかなかった 広東省管理分処の1940年までの統計を見ると 141カ所あった正規業者のうち 管理分処に納入しているのは20カ所にすぎないタングステン鉱の多くが密輸出され しかも多くが広東省から流出していった 政府の買い入れ価格が国際価格に遠くおよぼなかったのと 日本が高い値段でしきりにかいつけていたためである



昭和通商の場合 次のようにタングステンを入手した
まず中国人工作員を派遣して 匪賊の頭目と接触する この頭目は蒋介石軍の前線部隊の司令官でもあるという そして 綿布 綿糸
硫安などを使って 彼らが保有するタングステンを物々交換で放出させる 買収相手には 陸上の匪賊ではバイアス湾奥地から東方の繊尾にかけて勢力をもっていた廬端慎 海賊では三千人の手下を持ち 拳銃の早撃ちの名手だといわれた呂票などがいた
しかし この仕事は非常な危険をともない 同乗していた中国人工作員の手引きによって船がバイアス湾で海賊に襲われ 船員は一名を除いて 全員 射殺され 物資は奪われて船が焼かれてしまうという事件があった

南海の軍閥 甘志遠 編 蒲豊彦より






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最終更新日  2011年05月14日 21時43分46秒
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Re:  
k_guncontrol さん
児玉先生のW計画(S28?)では中国に残しておいたタングステン(本当?)を
ドゥーマン/スガハラのルートで米国防総省へ密売したそうですが。
http://www.asyura2.com/07/senkyo30/msg/528.html

有馬哲夫氏の本では犬養健が同時期、中国ルートでタングステンを売ろうと
して、ドゥーマン/キャッスルから縁を切られた、という記載がありました。
児玉品と犬養品は果たして別ルートだったのか、それとも同じものの
取り合いだったのか。

20年代前半に持っていたタングステンも、売り先が国防総省だったなら量は
一気に捌けますね。お代金もいいお値段だったのでは。
(2011年07月30日 23時39分18秒)

dbnbktove@gmail.com  
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