
お散歩に出る頃には、少しだけ青空が顔を出すようになりました
今夜から気温が下がるとの予報通りに
かなり冷え込んできました
と言っても、まだまだ平年気温よりは高いようですが
今日はこんな実を見つけましたって言うお話です
場所は昔の峠道
私がつけた名前はどんぐり峠
いろんなドングリの木が生えているから(クヌギやスダジイ、コナラなど)
切通の坂道を登り
峠のうえまで上がると
道はふた手に分かれます
今日歩いたのは右手に曲がったところから続く落ち葉の積もった道
普段はあまり人が通らないと見え
積もった落ち葉がまだカサコソと音を立てます
薄暗い切り通しの道を下ると視界が晴れて
明るいお日様の下に出ます
そんなお日様の当たる斜面に
この赤い実がぶら下がっていました
常緑性の蔓木「実葛(サネカズラ)」の実です
今年はまだ鳥さんに食べられていませんでした
このツブツブの実は人間が食べても毒じゃないですが
ぬるぬるした果汁と味のない果肉で美味しくないです
[ サネカズラの果実 ]
ツブツブの実がくっついている花床部の方がまだ食べられます
少しだけ甘酸っぱいです
因みに私達が日ごろ食べてるイチゴは果肉じゃなくて
あれが花床部になります
イチゴは花床部の表面に種がくっついた構造になっています
次はちょっと驚きの木の果実です
別に珍しい果実じゃなくて
この辺りではよく見かける苗代茱萸(ナワシログミ)の果実なんですが
ナワシログミの実がもう赤くなり始めている事が驚きなのです
本来は田植えの苗代を作る頃に熟れて赤くなるので付いた名前なのです
時期で言うとGW頃に当たります
[ ナワシログミの果実 ]
こんなに早くから色づき始めるとはもうビックリ
異常気象の影響がこんなところにも出ているのですね
[ 烏瓜(カラスウリ)の実 ]
もう一つ赤い実を見つけました
すでに葉っぱも蔓も枯れていますが
鮮やかな赤い実は健在です
カラスの名前が付いていますが
カラスが好んで食べるわけではないそうで
名前の由来は不明だそうです
続いてはラスピラズリのような美しい瑠璃色をした実のお話
これは蛇の髭(ジャノヒゲ)の実
ジャノヒゲは元々「尉の髭(ジョウノヒゲ)」と呼ばれていたものが
転化したと言われています
「尉の髭」とは能面の「翁の面(尉)」についているお髭のこと
この細い葉っぱを能面のお髭に喩えて付けられました
[ ジャノヒゲの実 ]
ジャノヒゲは別名「龍の髭(リュウノヒゲ)」とも呼ばれ
葉っぱの短い品種は「玉竜(タマリュウ)」と呼ばれます
ジャノヒゲは匍匐枝を伸ばし群生する性質がありますが
群生せずに株立ちして葉っぱの長いものを
「長葉の蛇の髭(ナガバノジャノヒゲ)」と言います
[ 長葉の蛇の髭(ナガバノジャノヒゲ) ]
菊水山の麓でよく見受けられるのはこのナガバノジャノヒゲのほうで
葉っぱの長いものは、40センチ近くになります
ここ数年はこの瑠璃色の実が不作です
お花が咲いて受粉する時期に雨が多いと
受粉がうまく行かず実が出来ないそうです
[ ナガバジャノヒゲの実 ]
この実を見つけると何故か嬉しくなります
とても硬い実で
ブロ友さんによると昔は
竹筒で作る鉄砲の玉として使ったそうです
今日の夕暮れ

ちょっと雲が多すぎました
寒くなりましたが
素敵な週末をお過ごしください
旅する蝶々さんに祝福を ♪ 2023.10.17 コメント(5)
梅雨明け前のお散歩で 2023年 2023.07.18 コメント(10)