イナズマンＦ | メタボの気まぐれ

「イナズマン」の第２部に相当する本作はタイトルも一新し
新たに「イナズマンＦ」としてスタートを切ったのである。

物語は前作「イナズマン」最終回にて新人類帝国を崩壊し
帝国に君臨した帝王バンバを倒したイナズマン・渡五郎の前に
新たなる敵・デスパー軍団が現れた。

デスパー軍団を支配するガイゼル総統は
優れた超能力者を機械改造したロボット戦士を戦力とするのだ。

これは「イナズマン」が低視聴率に苦しんだ事から
前作とは大きく方向性を変えており、

ドラマ重視の方針からサナギマンや愛車・ライジンゴーの
登場場面も極力減らした。

代わって妻子を敵組織・デスパー軍団に拉致されている
インターポール捜査官・荒井誠が登場しました。

内容も子供向けからアダルト路線に変更され
強烈な印象を残す女性ゲストが登場しました。
特撮ドラマのアクション系ヒロイン・牧れい
ウルトラマンレオにレギュラー出演する奈良富士子
古尾谷雅人夫人の鹿沼絵里、大映の大物女優・八代順子
日活ロマンポルノの主力女優・山科ゆり
東宝の若手人気女優だった鳥居恵子など

必殺技も前作の最終回にて帝王バンバを倒した
ゼーバー・イナズマンフラッシュが登場し
これは超能力増幅機で相手に雷電を落として
倒すという武器であります。

対するデスパー軍団は冷酷非情の独裁者、

卑劣な策略家ぶりを発揮しているのだ。

このウデスパーはイナズマンに倒された後、
ウデスパーの破片から作られたロボット戦士が
ウデスパーαとウデスパーβであり
更にαとβを合体させたのが合体ウデスパーである。

本作の特徴としてライジンゴーの場面が削られた為、
次回予告とは別に「イナズマンアクションタイム」が設けられていた。
これはライジンゴーのポピニカが売れているのにも関わらず、
テレビ本編ではあまり活躍しなくなった事によって
関連商品の売れ行きに支障が生じかねないと考えた
東映側による事前の配慮でした。