スーパージャイアンツ宇宙艇と人工衛星の激突 | メタボの気まぐれ

前作「人工衛星と人類の破滅」の続編でシリーズ第6弾
「スーパージャイアンツ宇宙艇と人工衛星の激突」は
新東宝が放つ特撮ヒーロー映画である。

秘密国家“黒い衛星”と恐るべき原爆ロケットを満載した
宇宙艇を追跡するスーパー・ジャイアンツ（宇津井健）は
見事、大火星の断崖上を走破した。

これに慌てた宇宙艇では思想改造器で頭の自由を失った
山中博士に命じてロケット弾を発射させ命中させた。

ジャイアンツを打倒した宇宙艇は発着所に到着。

今度は全地球の領土を要求するという電波を地球に発信した。

全世界はその対策として巨大な人工衛星を打ち上げ
“黒い衛星"の人工衛星を粉砕する作戦を決議した。

これをいち早くキャッチした“黒い衛星”は、
原爆ロケット砲を地球に向って続々発射し始めた。

地球を滅亡から救うにはロケット発射装置を破壊しかない為
博士の令嬢・かおる（三ツ矢歌子）らは女子団員に変装
その破壊に成功したが“黒い衛星”の団員に発見され
博士ともども死刑の宣告を受けてしまった。

博士達の生命が風前の灯になろうとした時、
消滅したと思われたスーパー・ジャイアンツが姿を現わし

そして大人工衛星の心臓部を破壊しなければ
禍根を残す恐れがあるとしったジャイアンツは
宇宙艇による体当りを敢行することにした。

この映画で監督を務めた石井輝男は数々の大ヒット映画に
恵まれながらも完成度の高い映画作家とは逆の方向へ走り続け

逆巨匠として未踏の位置を築き上げた監督でした。