野良猫ロックマシン・アニマル | メタボの気まぐれ

1970年に公開された「野良猫ロックマシンアニマル」は
野良猫ロック・シリーズ第４作目にあたる日活作品である。

横浜の港に不良少女マヤ（梶芽衣子）が率いるグループと
佐倉（郷英治）が率いる不良グループが群れをなしていた。

ある日、米軍の脱走兵であるノボ（藤竜也）サブ（岡崎二朗）
チャーリー（山野俊也）の三人がこの町に到着した。
目的はチャーリーを故郷に逃がすため船の出る横浜に
岩国の基地からやって来たのである。

この奇妙な三人組に目をつけたマヤは

これを売った金でチャーリーの逃亡資金にすると聞いたマヤは
早速、薬捌きの早い佐倉へ話を持ちかけた。

一方、隠れていたチャーリーはマヤの仲間のエマから
ボーリングに誘われたがバーテンの清水の罠に落ち
薬を奪われてしまった。

その頃、マヤから薬の捌きを頼まれていた佐倉は
バーテンの清水が大量の薬を売り歩いている情報をキャッチし
清水を捕えて薬を横取りしていた。

マヤは佐倉から薬を取り返すため以前仲間だったミキから
佐倉の総元締がユリ（范文雀）である事を聞き
ユリのマンションに乗り込んだが

果たしてマヤは佐倉から薬の代金を奪う事に成功するか？
またチャーリーは無事、故郷へ帰る事が出来るのか・・・

この映画で歌手役で出演している太田とも子は
梶芽衣子の実妹で姉同様のクールビューティといった感じで
本作でも歌を披露しています。

大物俳優が退社しており、また本格的なテレビ時代の到来と
日本映画産業全体の斜陽化の煽りを受けていた為
同じ不採算で赤字だった大映と配給部門を合体して
ダイニチ映配を設立しました。

本作も日活が衰退していく中、梶芽衣子人気で
映画はシリーズ化していたものの低予算だったため
興業成績は良くはありませんでした。