燃える勇者 | メタボの気まぐれ

1981年、千葉真一が後継者としてＪＡＣアクション映画に
出演させたのが真田広之：主演の「燃える勇者」である。

アフリカで両親と暮らしていたジョー（真田広之）は
内乱に巻き込まれて死んだ両親の遺骨を持って帰国した。
用事を済ましアフリカに戻るため神戸に向う貨車に乗るが
眠っている間に地方都市に辿り着いてしまい
そこでジョーはひょんな事から坂本和平（佐野浅夫）と
孫娘の和代（伊藤かずえ）の家に世話になる事になった。

翌日、地方紙の記者をしている和代の兄・文男（矢吹二朗）が

お酒を飲まない兄の事故を不審に思う和代の前に
兄の友人でルポライターの西条（勝野洋）は文男が
この都市を支配する大矢グループの悪事の証拠を
見つけた為に殺されたと言う。

証拠を見つけたら大矢（安部徹）に高く売りつけようという
西条の不純な動機にジョーは協力を拒否した。
そんな時、街で知り会ったギター弾きの勝（黒崎輝）と
クーコ（岩城徳栄）が大矢の経営するクラブに勤めた。

ジョーは西条とは別に文男の事を調べるが
この街は政治と経済の全てを大矢グループに頼っており
誰もが多くを話したがらない。

暴走族に襲われ被害者でありながら留置されてしまう。
そこには彼らを助けた大矢運送の梶（若山富三郎）もいた。

その頃、金が欲しくて西条に協力していた勝は
幹部の電話に盗聴器を取り付けテープを手に入れるが
見つかってしまい、クーコは殺され勝は腕に傷を負う。

青酸ガスを作って輸出しようとしている企みを知った文男は
和代に証拠を残しておりジョーと西条と勝の３人は
坂本家に寄ると和代は連れ去られ和平は殺されていた。

毒ガスの出荷が明日と分かり３人は工場に向った。
そこには数々の強敵が待ち受けていた・・・

この映画のヒロイン・和代を演じた伊藤かずえは
小学生の頃、内気な性格を変えるため母親の勧めで
東映児童部研修所に入り「がんばれ!ロボコン」
「仮面ライダーストロンガー」にエキストラで出演し
本作のオーデションに合格、一躍脚光を浴びました。

その後、フジテレビ系ドラマ「ねらわれた学園」や
大映テレビ「不良少女とよばれて」「スクールウォーズ」で
大ブレイクしました。

そして元祖・バラドルの岩城徳栄は「スター誕生」で
オーディションに勝ち抜き、その後は「街かどテレビ11:00」で
アシスタントを務め、山城新伍の「笑アップ歌謡大作戦」にて
“ピー子”という愛称で脚光を浴び「独占！女の60分」では
レポーターで活躍しました。

彼女の歌う「愚痴ともだち」の“そんでもって～♪”の
フレーズは我々にインパクトを残し結婚引退しました。