ザ・カラテ２ | メタボの気まぐれ

前作の人気により東映は1974年にシリーズ第２弾として
制作した「ザ・カラテ２」は盲目となった山下タダシが
世界の強豪を相手に大活躍する空手アクション映画である。

世界武道大会で優勝した山下タダシ（山下タダシ）は
ライバルの卑怯者の奸計にかかり失明してしまい
それでも挫折する事なく武道の鍛練に励んでいた。

新幹線ガード下で小型車のラーメン屋を営んでいる
三平（山城新伍）はタダンを理解する友達であり
そこでタダンにパキスタンからやって来た強豪武道家

タダシは傷つきながらもギロチンを叩きふせるが
この襲撃は“打倒山下”を目指した世界の武道家であり
竜崎（田中浩）を初めアメリカの鉄鎖の名人ブルー・マックス
シンガポールの必殺の突き技ドクター・王
鉄拳の持主ドラキュラ・ジャック、韓国の楔形の金具を
手足のごとくあやつるキラー・崔らが続々と来日した。

一方、正武館々長の鈴木正文（本人）は
武道の神髄を全世界の人に知ってもらう為
“日本武道展”をアメリカで開催する決意を固めた。

武道展に出品されるの国宝の名刀・鬼切丸が
厳重な警備の下に送り出されるが

タダシはそれが竜崎の仕業と見破り
目の手術を受ける事にした。
竜崎の魔手は病院にまで及び、医師に変装した
王に襲われるが間一髪難を逃れた。

「待つよりは攻めるが易し」と悟ったタダシは

崔の投げる楔に足を射抜かれ谷底に転落してしまった。

タダシは民間人に救われ一命を取り留めたが
ある日、少年が楔形の武器を拾った事から
敵の本拠が鬼神谷にある事を知った。

タダシは正文館長に敵の牙城の攻撃依頼をしたが
竜崎の悪逆な手段で正文はアジトへ連行されてしまった。

そしてドラキュラ・ジャックがタダシを襲い
すさまじい死闘の末、ドラキュラが倒し
また正文も激闘の末、竜崎を倒した。

タダシは最終決戦に臨み、敵の本拠に乗り込んだ。

この映画でドラキュラ・ジャックを演じたのが
香港のヤン・スエ（楊斯）であり、ブルース・リーの
ソックリさん映画など「Ｂ級」と呼ばれる映画に
数多く出演しており

日本では「Ｇメン'75」の香港空手シリーズにて
倉田保昭の宿敵として出演していた事で有名となり
来日した際に「クイズダービー」に出演し
悪役ながら日本で人気を呼びました。

アクション映画だけではなく「Ｍｒ．Ｂｏｏシリーズ」や
「大福星」などコメディ映画にも出演し
近年ではジャン＝クロード・ヴァンダムと競演した映画
「ダブル・インパクト」では更にサイズアップした
筋肉隆々の身体を披露している。