ガメラ対深海怪獣ジグラ | メタボの気まぐれ

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大映東京が製作しダイニチ映配（大映＆日活）が配給した
1971年に公開されたガメラシリーズ第７弾
「ガメラ対深海怪獣ジグラ」は日本が誇るの特撮映画である。

人類は科学の進歩により自然を破壊する公害を生み出し
広大な大字宙にも地球同様の公害に悩む星が存在した。

それは天体ナンバー105系宇宙のジグラ星であり
その高度に発達した文明は公害を生み海を汚染。
住みにくくなった海中に生活する高等生物ジグラは
海のある地球を征服するべく飛来してきた。

この模様をＴＶニュースで知った国際海洋動物研究所の
石川洋介（佐伯勇）とトム・ウォーレス（藤山浩二）は
調査のためモーターボートで沖へ向った。

その時突然、グリーン光線がボートに命中し
ボート内に密かに忍んでいた彼らの子供である
健一（坂上也寸志）とヘレン（グロリア・ゾーナ）らは
ジグラ星人の四次元光線により宇宙船内に運ばれた。

石川とトムは謎の女性Ｘ（八並映子）に催眠術を掛けられ
健一とヘレンは何んとか難を逃れ脱出に成功するが
ジグラ人の執拗な追跡で再び窮地に陥ったが
ここでガメラが登場、その危機を救われたのだ。

石川とトムは催眼状態から覚めず健一とヘレンの
説明では宇宙船内の様子がはっきりと握めないため
対策本部隊員は焦りだした。

ジグラ星人は秘密を知った健一とヘレンを殺すため
女性Ｘを上陸させた。

動物飼育係が石川とトムの挙動がイルカに似ているのを発見し
それをヒントに石川とトム、Ｘを催眼状態から覚ますのに成功した。

Ｘは日本月世界基地研究員の菅原ちか子で
地球征服の途中、月を攻撃したジグラに捕えられ
地球攻撃の手先にされていたのだ。

地球防衛軍は宇宙船を攻撃するがジグラの
レッド光線によって全滅してしまうが
ガメラの猛攻を受けて破壊された。

海中に現われたジグラはジグラ星と地球の水圧の相違から
巨大化して怪獣ジグラとなり
ガメラとジグラの決闘が開始された。

この映画は当時、経営不振の渦中にあった大映が
無理してでも予算を増額した特撮作品であり
タイアップ・ロケをした「鴨川シーワールド」の
精巧なミニチュアセットを組んだが
壊す訳にもいかずスケール感の乏しい戦いになった。

興行成績は成功となり次回作の企画も出たものの
その年、大映が倒産したため結果として旧大映による
ガメラシリーズは本作を持って最後の作品となりました。