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2011.08.04
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カテゴリ: 戦争映画
雲ながるる果てに.jpg


太平洋戦争末期の1945年4月16日 硫黄島を占領され
沖縄で戦争開始中の日本軍は学徒航空兵による
神風特別攻撃隊第三御盾隊特攻を命じた。

この出撃で亡くなった青年たちの遺稿集を
1953年に松竹が映画化したのが戦争映画
「雲ながるる果てに」である。

昭和二十年・春、本土南端の特攻隊基地では
空襲を受けて秋田中尉(田中和彦)は戦死し
深見中尉(木村功)が負傷した。


富代(利根はる恵)を愛し
深見は女教師・瀬川道子(山岡久乃)を想っている。

秋田の妻・町子(朝霧鏡子)は夫の死も知らず
基地を訪れ位牌の前に泣き崩れた。

雨続きの一日、笠原が戦艦大和の撃沈を報じたが
軍人精神の権化を自負する大滝中尉(鶴田浩二)は
頭からそれを否定した。

雨が上り出撃の時は来た。

松井は富代に別れ深見に戦争のない国で
待ってるよと言残して飛立ったまま再び帰らなかった。

深見は瀬川と夕闇の道を歩いている時


基地では激しい訓練がつづけられ、
山本中尉(沼崎勲)は乗機が空中分解を起こし死んだ。

彼を葬むる煙を見つめながら深見は大滝に
特攻隊の非人間性をしみじみと諮るのだった。

その大滝を父母が訪れるという便りがあった。


負傷のいえない深見も「君らと一緒に死ぬ」と
共に空中へ舞上った。

大滝の両親が駆けつけた時
すでに機影は遠く白雲の流れる果てに飛び去っていた・・・

この映画は「花のおもかげ」を松竹で撮った後
マッカーサーの指令より公職追放され
松竹を追放された家城監督の復帰第1作であり

当時、松竹大船と交わした特殊技術部嘱託された
円谷英二がミニチュアを使った
航空機などの特撮を担当した唯一の松竹映画である。


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[1953年松竹]【VHS】雲ながるる果てに●監督:家城巳代治//鶴田浩二/木村功/高原駿雄 【中古】(ビデオ)





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Last updated  2011.08.04 20:37:02
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