水爆と深海の怪物 | メタボの気まぐれ

人形アニメの神・レイ・ハリーハウゼンが1955年に放った
SFパニック映画が「水爆と深海の怪物」である。

新型原子力潜水艦でパトロール中、何者かに襲われた。
潜水艦は何とか難を逃れ、何者かが残した遺留品を
海洋生物学者のジョンとレスリーが調査した。

付着した細胞から巨大な蛸の一部であると判明した。
早速、調査チームが組まれ､その特定に当たった所
科学者がその領域での水素爆弾テストを行っていた為
タコがイミテーションを起こし巨大化したと判明。

相次いだのもタコではないかも知れないと推測した。

失踪船を辿り巨大タコがカリフォルニア海岸周辺に
生息していると読んだジョン達はビーチに向かった。
そこには激減した餌を求めてミンダナオ海溝の奥深くから
巨大タコが這い出し航行中の船舶を次々に襲撃した。

巨大タコの存在が確認された事で海軍も動き出し
多数の艦船を使った広範囲の捜索をするも現れない。

その頃、オレゴンの海岸で家族連れが行方不明になり
ジョンとレスリーは早速海岸に向かった。

そこで巨大タコが姿を現し人々を襲った。

飢えた巨大タコが次に襲うのは人口密集地の

巨大タコ上陸を阻止するためビーチで
爆雷攻撃を繰り出していた。

しかし功を奏せず
遂にサンフランシスコ湾に出現。

巨大な触手は金文橋(ゴールデンゲートブリッジ)を破壊し

対する軍隊は陸と海の両面攻撃を実行したが・・・。

この映画は予算不足から巨大タコの触腕は6本となってしまい
本篇では“橋の強度に対して不安感を与える”との理由から
ロサンゼルス市当局の撮影許可がおりず
ゲリラ的な撮影が敢行された逸話があるのです。