PR

Favorite Blog

渋谷の街にバットシ… New! ITOYAさん

『しょせん他人事で… New! てらまさん

🍒 新作「実録・白い… New! 神風スズキさん

Hyakkimaru's Blog ひゃっき丸さん
★モイラの名画座★ モイラ2007さん
2012.01.19
XML
カテゴリ: 特撮映画
風速七十五米.jpg


大映が1963年に放ったパニック映画
「風速七十五米」は新東宝を退社した宇津井健と
大映の人気俳優・田宮二郎が共演した映画である。

毎朝新聞の田村信一郎(宇津井健)は
東海地方の台風を取材し
その猛威を痛感、東京の夜空を彩どって林立する
ネオン塔が極めて危険な存在である事を
各方面に説いて回っていた。

その頃、某社が計画中の東洋一の大ネオン塔工事の入札を

結局、工事は丸高組が請負う事になった。

敗れた遠藤組はさかんに工事の妨害を行い
それを直接指揮しているのは遠藤(菅井一郎)の右腕
木谷明(田宮二郎)で、彼は田村記者の学校友達だった。

完成の当夜、ネオンはダイナマイトを仕掛けられ爆発。
一年保障をしていた丸高組長・丸山は
全額負担で期日までに建造し直さねばならぬ。

昔気質の彼は私財をすべて抵当に入れ
工事を捻出したが何者かに襲われ一命を失った。

遠藤組に殴り込もうと逸る組員を制したのは
丸山の一人娘で田村や木谷と同級生の照子(叶順子)で

陣頭に立ってネオン工事に没頭する。

一方、田村は工事妨害と丸山殺害の真相を掴みかけたが
完成期日の前日、史上最大の台風・七十五米が
東京に迫りつつあり、田村は照子の一身を案じ
雨まじりの強風の中を現場へ急行する。


嵐をついて工事場へ急いでいたが
台風は予想を遥かに超える大猛威となっていた・・・

この映画は台風の本当の恐ろしさを痛感させる
パニック映画で、後の「タワーリングインフェルノ」
「日本沈没」「大地震」「ジョーズ」に
多大なる影響を与えている。

また特撮を担当した築地米三郎は円谷英二に
支持していた的場徹と同時期に活躍した人物であり
彼は「大怪獣ガメラ」「コメットさん」
「光速エスパー」「魔神バンダー」を担当した。

主演の田宮二郎は大映の序列に不満を持ち
大映社長とケンカしてしまい退社。
さらに大映社長は五社協定を持ち出し
他社の映画にもテレビドラマにも田宮を使わないように通達。

完全に干されてしまった田宮は家族を養うために
舞台俳優とクイズ番組「クイズタイムショック」の
初代司会を務め好感を呼び
「白い巨塔」で財前五郎役を演じた事により
その名声は決定的なものになった。

大映は勝新太郎、市川雷蔵、田宮二郎を失い
ますます屋台骨が傾く事になった事から
倒産してしまうのであった。

会社は社員あっての会社という事を
痛感させた出来事でもありました。


にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ 名作・なつかし映画へ にほんブログ村 テレビブログ 特撮へ
にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村



【25%OFF】[DVD] 風速七十五米





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.01.19 17:54:14
コメント(3) | コメントを書く
[特撮映画] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

Profile

上段タロー

上段タロー

Calendar

Freepage List

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: