マジンガーZ対ドクターヘル | メタボの気まぐれ

「機動戦士ガンダム」「新世紀エヴァンゲリオン」等の
ロボットアニメの元祖となった「マジンガーＺ」
1974年春の「東映まんがまつり」にて公開されたのが
「マジンガーＺ対ドクターヘル」であり
これはテレビ版第57話のブローアップ版である。

光子力研究所から盗み出した超合金Zで
機械獣バルモスQ7を造りあげたドクターヘルは
あしゅら男爵とブロッケン伯爵を従がえて
富士山麓に陣をかまえた。

そして、グールは電磁網でマジンガーＺを吊り上げ
海の要塞ブードに閉じ込めてしまった。

光子力研究所に対するドクターヘルの総攻撃が始った。

バルモスQ7から雨の如くミサイルが発射され
研究所のバリヤは被られた。

一方、ブードに潜り込んださやかとボスは
マジンガーＺを救出した。

マジンガーＺとバルモスQ7は激しくぶつかりあうが
バルモスQ7はびくともしない。

しかしバルモスQ7の首だけが超合金Zでない事を知った
マジンガーZは首だけを執拗に攻撃した結果

この映画のマジンガーＺとは永井豪：原作の東映動画作品
「デビルマン」についての打ち合わせの席上で
新たな提案を切っ掛けに企画が始まった作品であり
原作者による連載漫画と東映動画による
テレビアニメが同時進行に近い形で世に送り出されており

三白眼の目をはじめとする本作のロボットのデザインが
後続の巨大ロボットの多くに色濃く影響を残している。

また上腕と腹と大腿部が白の配色は
マジンガーシリーズとは直接関係の無い
「超電磁ロボ・コンバトラーV」「装甲騎兵ボトムズ」
実写特撮「電子戦隊デンジマン」の
ダイデンジンにまで踏襲され
以降、1970年代を通じて巨大ロボットの基本配色となり
現在でも、この配色の影響下にあるロボットデザインは多い。