劇場版・ロボット刑事 | メタボの気まぐれ

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警視庁所属の犯罪捜査用ロボット
その名は“Ｋ”

高度な知性と人間並みの豊かな感情を併せ持ち
感情の変化に伴って両眼の色も変化し
平常時は黄色、怒った時や戦闘時は赤
悲しい時は青となる。

フジテレビ系で放送されていた「ロボット刑事」を
1973年、東映まんがまつり・夏で公開したのが
「劇場版・ロボット刑事」である。

ナレーションを新録したものである。

ある夜、密室殺人事件が発生！
それは人間ではとても不可能な状況での犯行だった。

それを捜査する刑事生活25年のベテランの芝（高品格）と
若手刑事・新條（千葉治郎）の前に
犯罪捜査用ロボット・Ｋが現れる。

事件の背後に、様々な特殊能力を持った
ロボットを犯罪者にレンタルし
利益を上げる事を目的とした組織
「バドー犯罪シンジケート」の存在が確認された。

警視庁はバドーに対し特別科学捜査室を立ち上げ

バドーに対する戦いが始まった。

対するバドーは計画殺人を企てる人間たちに
それぞれのニーズに合った犯罪ロボット
ワッカマン、テナガマン、ジリキマン
カメレオマン、ナナツマン、コワシマン

ハリサスマン、スプリングマンを送り込んだ。

Ｋは「ゴー!」の掛け声と共に黄色いハンチング帽と
赤いブレザー脱ぎ捨て、通常時の5倍の戦闘力を発揮する
戦闘用ロボットとしてバドーに応戦。

必殺武器は犯罪ロボットを粉砕する威力を持ち
Ｋの右胸から飛び出すロボット破壊銃である。

しかしＫは、その反面、他の刑事たちに気味悪がられ
何と芝刑事の家に下宿している。

芝刑事は古風で職人的な性格が災いして
出世とは縁遠く、交通事故で妻を亡くして以来
機械を毛嫌いするようになり
Ｋに対しても「機械人形」「鉄クズ野郎」など
辛く当たっていた。

芝には娘・奈美（紅景子）由美（賀由美子）という
美しくて優しい二人の娘がおり
彼女たちは最初Ｋを不気味に思うが
やがてはケイの逆境に同情して
暖かく世話をやくようになった。

そんなＫはロボットでありながら
周りに支えられ、日夜戦いに挑むのだ！

この映画はＤＶＤ「東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX」
「復刻! 東映まんがまつり 1973年夏」に収録され
2008年にはＢＳ２「とことん! 石ノ森章太郎　第二夜」で
初のテレビ放送が実現しました。