劇場版・仮面ライダースーパー1 | メタボの気まぐれ

1981年・春の“東映まんがまつり”にて公開した
「劇場版・仮面ライダースーパー1」は
仮面ライダー映画でオリジナルストーリーながら
唯一副題がない作品である。

世界征服の足がかりに日本占領を企むドグマ帝国は
マタギの里・山彦村に隠されている
古代中国の戦車「空飛ぶ火の車」を狙い村を襲撃。

頭の香坂健太郎（加地健太郎）を倒したドグマは
火の車を強奪、山彦村を焼き払い村人を全滅させた。

そのパワーの前には歯が立たない。

しかし、山彦村から逃げ延びた子供たちは
火の車のエネルギーをストップさせる鍵となる
五つの光る石を持って姿を消していた。

子供たちに襲い掛かるのは地獄谷道場において
テラーマクロ（汐路章）が直々に鍛えた五人の精鋭
地獄谷五人衆の魔手であった。

鷹爪拳の使い手・鷹爪火見子（マキ上田）が変身する
サタンホークを筆頭に分身の術を使い
蛇拳の名手・蛇塚蛭夫（大西徹哉）のヘビンダー
虎拳・大虎竜太郎（中屋敷鉄也）のクレイジータイガー

象拳・象丸一心斎（宍戸久一郎）のゾゾンガー

仮面ライダースーパー1は火の車の秘密を握る5人の子供たちと
ドグマの野望を阻止せんと戦いを開始する。

しかしドグマは再生されたネオショッカー怪人と
ドグマ怪人の混成部隊・ドグマ復讐兵団を登場させた。

仮面ライダーV3、ライダーマン、仮面ライダーX、
仮面ライダーアマゾン、仮面ライダーストロンガー、
スカイライダーの8人ライダーが現れた！

この映画に登場した8人ライダーは前作の最終回で
ネオショッカー壊滅と同時に消息を絶っていたが
本作で再登場してスーパー1と共闘するが
当時の児童向けムックではネオショッカー大首領を
宇宙で爆破させた後、テレパシーで連絡を取り合い
人工衛星を基地として地球への生還を果たしたと語られている。

またスーツアクターの演技と声優のアフレコによる登場だったが
V3のみオリジナルキャストの宮内洋が声を担当した。

本作は2003年発売の「仮面ライダーTHE MOVIE BOX」
2006年発売の「仮面ライダーTHE MOVIE VOl.4」に収録され
ＢＤでは2011年「仮面ライダー THE MOVIE Blu-ray BOX
1972-1988」に収録されている。