プロレススーパースター列伝「スタン・ハンセン編」

少年サンデーで連載された梶原一騎：原作
原田久仁信：画の「プロレススーパースター列伝」

その第２話が「首折り魔!スタン・ハンセン」

物語でのハンセンは高校卒業後、
プロモーターに自分を売り込む際にドラム缶を
ベアハッグで潰してプロレスラーとなる。
（ブロディ編では大卒に訂正されている）

その後、ファンク道場で鍛えられ
同期のジャンボ鶴田との会話が切っ掛けで

ブロディとは学生時代からの友人であるが
この回ではブロディ編でも詳細に描かれる
初対決で知り合い友人関係を結んだ事になり

またアメリカマット界を干された原因になった
ブルーノ・サンマルチノ頸椎損傷事件も
あくまでハンセンの暴走で起こした事になっている。

スタン・ハンセン.jpg

さて実際のスタン・ハンセンは大学卒業後、
プロフットボールのインディアナポリス・コルツに入団し
その後、故郷の中学校で教鞭を執ったが
大学の先輩であった旧知のテリー・ファンクにより
プロレスにスカウトされた。

ＵＳタッグ王座を獲得し初戴冠を果たす。
1976年にＷＷＥに登場し、当時のＷＷＥ世界王者
ブルーノ・サンマルチノの首を骨折させた。

実際はハンセンがボディスラムを失敗した事による
重度の頸椎捻挫であったが、ウエスタン・ラリアットの

またウエスタン・ラリアットはアメフトの
古典的テクニックであるハイタックルと
ディフェンス技のクローズド・ラインを応用したもので

ハンセンが放つラリアットは冗談抜きで目の前に
星が飛ぶほどの威力で、若手時代の前田日明、
川田利明は失神してしまいセコンドの力を借りなければ
控え室に戻れなかった程である。