柔道一直線（ブローアップ版） | メタボの気まぐれ

1970年・夏の「東映まんがまつり」にて上映された
「柔道一直線」は第18話「勝て！勝て！勝て！」の
ブローアップ版である。

同時上映は「タイガーマスクふく面リーグ戦」
「ひみつのアッコちゃん涙の回転レシーブ」
「もーれつア太郎ニャロメの子守歌」
「海底3万マイル」の4本である。

一条直也は九州男児の柔道青年。

彼は外国柔道に破れた父の無念を心にきざみ、

ある日、一条直也が特訓中に、
高校のレスリングの選手が挑戦してくる。

レスラーは孤児院育ちというハングリーさと
卑屈さからか、私闘を迫ってきたが一条は断った。

ある真夜中、公園でレスラーがドラム缶相手に
泥まみれで一人特訓をしていた。

それを一条直也が見て同情してしまい、
レスラーとの一戦で自分から負けたのだ。

それを知った師匠の車周作に一条直也は
勝負に同情は禁物と叱責される。

そしてガチ勝負で、一条直也は再戦に挑んだ。

「パンダが町にやってくる」で、桜木健一と吉沢京子は
「吉宗評判記暴れん坊将軍」以来26年ぶりの共演を果たし、

桜木の役は柔道場の道場主であり、
柔道一直線のその後を示唆する内容であった。

また桜木の役名は、一条直也をもじった十条直弥となっていた。

京本政樹は父親が柔道二段であった関係から
本作以前より柔道経験があり、

本作に影響を受けてサタン車なる独自の技を考案したものの、
危険な技であった事もあり、
柔道の師範から禁じ手にされてしまっている。

バレーボール選手の川合俊一は小学生の時に遊びで
「二段投げ」に挑戦し成功させた逸話がある。

大相撲の元大関・霧島は子供の頃に本作を見て
足腰を鍛えるために鉄下駄を履いていた挿話を語っている。