6月は不肖・私の 誕生月 です。会員登録しているWEBからバースディ・カードが届いたり、特別ポイントが与えられたり、その他些少ながら諸々の贈り物が届きました。ただし、個人的にはなんのお祝いもありません。
家族と離れて一人暮らしが長いので、当然でしょう。それにこの年になると、誕生日といってもうれしくはありません。普段と同じく、 平常心 で過ごしています。贈られた特典などは素直にいただいていますが、あとは通常どおりの1日でした。
6月といえば ジューン・ブライド 。ヨーロッパの伝承ですが、6月が女性と結婚生活の守護神 ジュノーの月 であることから、この月に結婚すると幸せになれる、というものです。日本でも、若い人の間ではかなり浸透しているようですが、ジメジメとした梅雨の季節でもあり、実行する人はまだ少ないようです。
もうひとつ、6月は旧暦の 水無月 です。水無月で思い出すのは、芥川龍之介の「 相聞」 。佐藤春夫が編集した「澄江堂遺集」に収められた詩文です。有名ですから、知っている人も多いでしょう。
また立ち返る水無月の
なげきを誰に語るべき
沙羅の水枝に花咲けば
悲しき人の目ぞ見ゆる
今年も6月がめぐってきたが、あの悲しい思い出を語る相手がいません。沙羅の花が咲くころ、別れた女性の瞳が目に見えるように瞼に浮かぶのです、というような意味でしょうか。
この詩には、懐かしい思い出があります。しかし、年寄りの過去をほじくり返しても、みなさんは興味ないでしょう。私の 好きな詩(うた) ということで、この機会に芥川の著作でも読んでいただければ喜びとするところです。
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