赤木圭一郎の当たり役、 拳銃無頼帖 シリーズの第3弾です。昭和35年日活映画。監督=野口博志。主演=赤木圭一郎、宍戸錠、笹森礼子、吉永小百合(新人)南風夕子ほか。
2年の刑期を終えて故郷・金澤へ帰ってきた早撃ちの竜( 赤木圭一郎 )は、堅気になって恋人のユリ( 笹森礼子 )と暮らすつもりでしたが、彼女は事故で死んでいました。ユリの妹(笹森礼子二役)から事情を聞いた竜は、かっての親分を訪ねます。そこには列車の中で同席したコルトの謙( 宍戸錠 )という謎の男がいました。
一方、実の妹則子( 吉永小百合 )は、更生した元チンピラの五郎と同棲していました。竜は二人を街から出すため、親分のダイヤ取引に協力し、報酬として受け取った前金を渡します。が、則子はホームから突き落とされ、怪我をして入院。ダイヤ取引の日、親分の陰謀で窮地に陥った竜を助けたのは……。
21歳で事故死した赤木圭一郎は、 トニー の愛称で裕次郎に迫る人気を得ていました。憂いを含んだ 哀愁の二枚目 で、いずれ日本映画界を背負う大スターになったことは間違いありません。
しかし、 「激流に生きる男」 を撮影中、遊んでいたゴーカードがスタジオの壁に激突、帰らぬ人となりました。それ故、我々の脳裏に生きる赤木圭一郎は、 永遠に21歳の青春スター なのです。
デビュー作 「拳銃0号」 から遺作 「紅の拳銃」 までの2年間に出演した映画は24本。ほとんどが無国籍の活劇です。日活のドル箱、 ダイヤモンド・ライン の娯楽映画ですから、当然でしょう。
本作も安直なストーリーというか、お約束の展開です。竜の オートマチックルガー と謙の コルト の対決など、銃器所持にきびしい日本では考えられません。が、それを言ったら、当時の日活映画はほぼ全滅でしょう。
この映画の魅力は、若き日の赤木圭一郎と宍戸錠の痺れるようなカッコよさに尽きます。昔の青春スターは、一般人とは超絶した存在でした。まさしく 銀幕のスター だったのです。隣にいる普通の若者ではありませんでした。 新人の吉永小百合 も、実に初々しいです。
もうひとつ、45年前の金沢の町並み。 イトへん景気 のころなのでしょうか、やたらに洋服生地の看板が目立ちました。当時のファッションも、風俗的参考になるでしょう。プログラム・ピクチャーですから、84分というフィルムも、当時の標準でした。内容はともかく、 歴史的興味 で見れば、それなりに楽しめる作品です。
DVD「誘拐の掟」 2016年05月28日
DVDスターウォーズ6「ジェダイの帰還」 2016年01月06日
スターウォーズ5「帝国の逆襲」 2016年01月05日
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