邦画やテレビドラマでは、漫画、劇画、いわゆるコミックを原作とした作品が多く作られています。
ハリウッドでも事情は同じ。その代表が マーベル・コミック でしょうか。本作はその人気キャラクターを主人公にしたSFアクション。
制作=2007年 アメリカ映画 110分。監督=マーク・スティーヴン・ジョンソン。出演=ニコラス・ケイジ、エヴァ・メンデス、ウェス・ベントリー、サム・エリオット、ピーター・フォンダ、ドナル・ローグほか
父・バートンと共にスタントライダーをしていたジョニー( ニコラス・ケイジ )。ある日、父親が癌に冒されていることを知ります。そこへ悪魔メフィスト( ピーター・フォンダ )が現れました。ジョニーは自分の魂と引き換えに父親を助けるのですが、結局事故で死んでしまいました。
メフィストは癌こそ治しましたが、事故でバートンを殺したのです。メフィストは「お前が必要になったらまた現れる」と言い残して姿を消しました。ジョニーは恋人( エヴァ・メンデス )と別れ、ひとりで危険なバイクショーに挑戦、人気者になります。
前半、バイクショーは迫力がありました。特に ヘリコプターを飛び越えるシーン は、たしかに凄かったです。子供の頃、木下サーカスで見たバイクショーより、スリル満点。そこはいいのですが、ドラマの部分は素直に入れませんでした。
こういう オカルト的SF は、わが感性に合わないようです。父の命を助けるために悪魔に魂を売るというのは、 仏教徒 にはまったく理解できません。導入部に無理がありました。恋人役のエヴァ・メンデスも、まるで冴えません。
が、後半になると、わりと面白くなりました。 伝説のライダー が現れたりして、内容が哲学的になったからです。とってつけたような論理性ですが、あまり気になりません。エヴァ・メンデスも、ようやく魅力的になりました。
ゲーテの 「ファースト」 を連想したりして、退屈はしません。前半の低調な展開が残念でした。もうひとつ贅沢をいえば、ピーター・フォンダに是非バイクに乗ってもらいたかった、ということです。小生、何しろ 「イージーライダー」 の世代ですから。
トータルで評価すれば、ギリギリ合格でしょうか。 アメコミのファン なら、もっと点数が高くなるかもしれません。
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