10月17日(金)19時57分~21時49分、金曜プレステージ・フジテレビ系放送。制作=フジテレビ・松竹。監督=酒井信行。原作=池波正太郎「引き込み女」より(文春文庫刊)脚本=野上龍雄。
出演=中村吉右衛門、多岐川裕美、勝野洋、尾美としのり、中村歌昇。梶芽衣子、蟹江敬三、綿引勝彦、三浦浩一、長門裕之、余貴美子、羽場裕一、石倉三郎、佐々木すみ江、市川染五郎ほか
江戸の町で「軽業小僧」と呼ばれる盗人が横行していました。筆頭同心の酒井祐助( 勝野洋
)は、数年前から関東一円を荒らし回っている盗賊、駒止の弥太郎( 石倉三郎
)の手下に軽業上がりの男がいるという回状を長官、長谷川平蔵( 中村吉右衛門
)に見せます。
密偵、大滝の五郎蔵( 綿引勝彦 )は深川付近で弥太郎の引き込みをしていた女( 余貴美子 )を偶然見かけます。女は菱屋という袋物問屋で働いていました。平蔵は一計を案じ、名医、井上立泉の一子、玄庵( 市川染五郎 )に手伝いを頼むことにしました。
玄庵は父の使いと称し、菱屋に下働きの女を雇って欲しいと頼みます。こうしておまさ( 梶芽衣子 )は菱屋の女中に。......おまさの活躍で、引き込み女はお元という名前だと言うことがわかりました。
前回のスペシャルは 「一本眉」 でした。ゲストに宇津井健を招き、二組の盗賊を登場させてまあ水準をキープした出来栄えだった、と記憶しています。今回は女引き込み人の話で、ずっと地味になっています。ゲストは市川染五郎。
結論からいうと、これは一種の 人情話 で、活劇(古い)のシーンはぐっと少なくなっています。おまさとお元という新旧二人の女引き込み人の絡みが中心ですから、派手さはありません。時代劇ファンはもの足らないでしょう。
面白さという点でも前作より落ちます。代わりに 鬼平一家の出番 が多くなっていました。しかし、これが功罪半ばするのです。「一本眉」の項でも書きましたが、みんな年を取って溌剌さに欠けているのです。
娯楽時代劇にベテランの味も必要でしょう。が、動きが緩慢な上にセリフにも張りがないという短所のほうが目立っていました。ドラマの華ともいうべき女優陣、梶芽衣子も余貴美子も 多岐川裕美 も私的には衰えが目立つのです。
端役でもいいですから、若い女優を登場させる工夫があってもよかったでしょう。二人の女の交情も、涙もろい小生が泣けなかったのですから、 掘り下げ方が足りなかった といえます。 好きなシリーズ ですが、今回は期待はずれでした。
「真田丸 第31回 終焉」 2016年08月08日
「真田丸 第30回 黄昏」 2016年08月02日
「真田丸 第29回 異変」 2016年07月26日
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