10数年ほど前でしょうか、 ジェットコースター・ドラマ というものがありました。猛スピードでストーリーが進行するのです。1回の放送で年月が3年も経過。ちょっと目を離すと展開がわからなくなるのでした。
小説でいうと シドニー・シェルドン の作品がそれに当たるでしょうか。アカデミー出版の超訳なるもの。翻訳したものをさらにやさしい文章になおし、読みやすくしたのが成功、各刊ともミリオンセラーになりました。ただし、中身はスカスカです。
本作もジェットコースター映画といえるでしょう。場面転換が激しく、よそ見している暇はありません。登場人物も多彩で、1回の鑑賞では識別できないでしょう。 タランティーノやガイ・リッチ を彷彿とさせますが、テクニック的にはイマイチでしょうか。
ラスベガスで人気のマジシャン、エース( ジェレミー・ピヴェン )は、ギャングたちと付き合っているうちに、自らもギャング稼業を始めてしまいました。結果は失敗し、あげくの果てに逮捕されてしまいます。
エースは終身刑を免れるためにFBIとの司法取引に応じようとしていました。エースの裏切り行為にご立腹のマフィア界の超大物・スパラッザは、100万ドルの賞金を出し謎の暗殺者を呼びます。その噂はすぐさま広がり、世界中のプロの殺し屋たちがエースを狙いはじめました。
リアリティ無視の銃撃戦
監督の ジョー・カーナハン 。前作の『NARC ナーク』で一躍有名になったそうです。レンタル店で探しましたが、見つかりませんでした。一応 才人の片鱗 がうかがえましたので、是非見てみたいものです。
キャラが立ちっぱなしの登場人物たちですが、出演者でわかったのは ベン・アフレック、レイ・リオッタ、アンディ・ガルシア の3人でした。グラミー賞受賞シンガー、 アリシア・キース が殺し屋役に扮しています。彼女、予想外に魅力的。ビヨンセよりも美人と感じました。今後が楽しみです。
最後にどんでん返しがありますが、このへんも伏線がないので唐突でした。題材、切り口、ともに面白いのですが、意余って力及ばず、というのが正直な感想です。
DVD「誘拐の掟」 2016年05月28日
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