妖陛の蜻蛉日記

松戸自主夜間中学

松戸自主夜間中学


通称・夜中(やちゅう)。
この自主夜間中学は松戸にだけじゃなく現在全国に実はあるんだ。
公立化へむけて市と闘ってるんだけど、まだ公立化が認められてないという。。。
松戸の場合。

さて、この自主夜中なんだけど、そもそもの出会いは妹との事でだよ。
育美(妹)は「てんかん」という知的障害をもっていて、ずっと養護学校に通ってたんだ。
養護学校では人間関係を作りにくく、中等部・高等部になっても放課後とか友達と一緒に遊びに行くなんていうのは出来ないでいたわけ。
家にいても、テレビの前に座って、育美の好きな輪ゴムをいじりながらダラダラしてる、みたいな生活ばっかりだったのね。
そこで、母さんが動いたんだ。

今まで小学校時代は特殊学級なだけだったから、学校の中には同い年の健常な子供たちがたくさんいたし、交流もあった。
放課後は学童保育所にいってたから、そこでもみんなと一緒に遊んだり。

母さんがそういうふうに育美を受け入れて、人間関係をつくれるところを探してて・・・見つけてきたのがこの「松戸自主夜間中学」だよ。
俺は当時高校2年生。
別に学校を登校拒否してたわけでもねぇが、母さんに
「育美の付き添いとしてきて」
と頼まれ。
初めて夜間中学行ったのはそういう経緯だよ。
付き添いとして初めて行った時は、正直定時制のようなところを想像してた。
学校の校舎借りてて、教室にはヤンキーっぽい人がいて、めっちゃ態度悪そうに座ってるような・・・←めっさ偏見

でもね、違った。
勤労会館っていうところを借りてて、大部屋で一対一とかで勉強してる人もいれば、お茶飲みながらお喋りをメインに来てる人もいたり。
登校拒否で学校に行ってない人もいれば、海外からの留学などで日本語が不十分でない外国人など・・・
ほんと様々。

俺も高校行く傍ら、ここに来るのが楽しみになった。
高校では出会えない人たちと出会えたからだよ。

まずは俺のマブダチ、コウちゃん。
彼はここで出会った。
最初ぶっちゃけすっげー暗い雰囲気のコで。
あまり会話も続かず。
けど、話してるうちに漫画やゲームの趣味も合い、そこからだねー
ホント、ガラッと人が変わったように明るくなっていって。
それでも、最初は俺に対してすっげぇ不安な気持ちもいだいていたようで、
「自分と話してて、嫌な思いしてないか」
とか。
全然そんなことなかったから、ちゃんと伝える事で、彼もきっと俺に心開いていってくれたのかな・・・
今は知ってる人は知ってのとおり、典型的なバンギャル男(注:ギャル男ではありませぬ)っぽくなっちゃったw
彼にヴィジュを染めたのは俺でつ。。。
アハハ。
まぁ、そんな出会いがあったのも、夜間中学。
人が変わっていく姿を、こうも身近に感じれるのも、この場所の魅力かなぁ。

そしてもう一つ。
俺が韓国に興味を持ち、韓国語を勉強するようになったのも、実はここが発端なのよね。
何度か通ってるうちに、夜中でめっちゃキレイなお姉さんに出会って。
ドキドキしてた。
そのお姉さんはどうやら韓国からの留学生で、日本語を勉強しに来てるって感じで。
俺もだんだんとそのお姉さんと喋る機会も増え(←もちろん日本語で)、とある質問をふっかけてみた。
「お姉ちゃんはどういう人が好みなの?」
と。
そしたら、
「軍隊を経験した、男らしい人。基本的に年下は男としてみないよ。弟っていう感じなのかな」
みたいな事を言われ・・・撃沈。←好きだったのか?!
そんなこんなで「軍隊」という単語が出てきた事や、年下を男として見ないという事などに、日本とは違った部分を感じて・・・
これは文化の違いなのかな?と。
それで、俺は大学で韓国について・・・そして韓国語を勉強したいと思ったんだ。
今でもそのお姉さんとは知り合いです。

あぁ・・・と、まだ他にもいろんなコたちがいます。
今はタイからきて、日本の中学校に通ってる男の子とか。

ここの年会費は一応1000(1万じゃないよ)円だけど、別にお金払ってない人とかもいます。
基本的に勉強教えてる人はボランティア。
運営などにお金でかかるから、市民の会からお金が出たり、松戸祭り・フリーマーケットなどで資金を稼いだりもしてるんだ。
あとは夜中で行事とかもあったり・・・
夏のキャンプ、北斗祭、夜間中学の全国大会(各地の夜間中学の方々が集まって色々するらしいけど、俺は行った事がない;)、新年会、旅立ちの会・・・などなど。

興味がある人いたら、ぜひ紹介しますよ。

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