日々のいろいろ ときどき商品レビュー

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2018.05.15
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カテゴリ: 読書ノート
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おかあさんおめでとう (くまの子ウーフの絵本) [ 神沢利子 ]



イヤイヤ期の子と新生児を抱え、見知らぬ土地で子育てに余裕を失い、子供の寝顔をみながら叱ってばかりでごめんねと涙する日々を送っていた時に読んだ絵本です。私たち親子の気持ちををつなぎとめてくれた、思い出ぶかい一冊です。


内容は、
おかあさんにすてきな誕生日プレゼントをしようと張りきるくまの子ウーフと、うまくいかずがっかりする我が子を、温かく包み込むお母さんぐまの物語。




幼児に読むには、少しお話が長め。
それでも、当時2歳だった長男のこころをがっちりととらえ、何度もリクエストされました。お話のおもしろさはもちろん、それ以上に長男が自分自身とウーフを重ねて癒されていたからなのでしょうね。母が鬼ですから


私自身は、ウーフのお母さんのようにありたいと思いながらも、なれない自分にもがいている日々でした。良書といわれる育児書を読んでも、出来ない自分にさらに落ち込み息苦しさを感じていました。



という気持ちで、読み聞かせていました。
時々、文中の『ウーフ』を我が子の名前に読みかえると、
「ちがうよー
なんて言いつつ、嬉しそうな顔のこども。



不器用な私は、こうありたいと願う姿を、くまの親子に重ねて疑似体験することで、子どもとつながっていた気がします。
もしこれが、人間の親子のストーリだったら、照れが邪魔してこんなに惹きつけられなかったかも・・・








お母さんの好きなものを用意しようとしたけれど、どれもうまくいかずガッカリするウーフにお母さんぐまが言います。

「いいのよ、ウーフ。がっかりしなくても。」

子供と同じように、私もこの言葉を必要としていたのかもしれません。
色々な意味で。





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最終更新日  2018.05.15 16:14:27


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