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【私はきっと狂ってる】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2023.1.12狂ってる ※狂(くる)ってる私はきっと狂ってるたくさんの私を傷つけたくさんの私を差別しどれだけのたくさんの私を殺せば私の気がすむのかそしてたくさんの私が住める大切な地球の環境を私はどれだけ壊し続けどれだけのたくさんの私が住める地球という楽園を壊して私は生きていけるのか狂ってる私はきっと狂ってる私はきっと狂ってるに違いない
January 12, 2023
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【あいうえお…ん 愛 上 恩】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2022.12.29あいうえお…ん愛 上 恩ひらがなの持つ柔らかな美しさ自分の心の中にあるものは少なく身勝手で自分の心の上にあるものが大切だと今は思っています
December 29, 2022
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【夕陽は私の姉】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1975.12.14 夕陽は私の姉 いつも 私をやさしく包んでしまう 雨は私の涙 いつも 私を冷たく包んでしまう 夕陽は私の憧れ ※憧(あこが)れ どんな時でも 私をやさしく包んでいて欲しい
November 24, 2019
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【天使 ~君はそんなにも若くしていなくなってしまった~】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1975.3.22 君はやさしくて 明るい子だった いつも寂しいところを見せず 君は生きていた そうさ君は天使のよう みんなが楽しくて 君のやさしさは 誰にも伝わった いつもかわいい笑顔を見せて 君は生まれてきた そうさ君は天使のよう まわりの笑顔が見えてくる 君の悲しみが 誰かに伝わる いつも誰かが君のこと思い 君はそこにいたはずなのに そうさ君は誰かの悲しみ 誰かの大きな悲しみ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ この詩も 歌になっています。
November 20, 2019
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【心はいつも何かの小さなブラシのようなもの】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2019.8.4 何かの小さなブラシなんだ そのブラシで磨けば 磨いた歯のように ピカピカなんだ 何かの小さなブラシなんだ そのブラシで心を磨けば 言葉はやさしく出て ピカピカに光る 簡単なことさ 心を磨けば あの人たちのように 生まれ変われずはず 何かの小さなブラシなんだ そのブラシで磨けば 磨いた心の口元から ニコニコなんだ 何かの小さなブラシなんだ 磨いた口元から 心はやさしく言葉にあふれて あの人もあの子も光る 本当に 何かの小さなブラシなんだ そのブラシで磨けば 人の笑顔が増えるから ピカピカニコニコ光る 残念だけど 僕は人の笑顔は あまりたくさん 見つけられなかった だけど心はいつも 何かの小さなブラシのようなもの 何かの小さなブラシのようなものだから だから あなたは僕よりも ずっとたくさんの笑顔を見つけて
August 4, 2019
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【空を登る人】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2017.5.1725年の前のことでした空を登る人がいてその人は本当に空を登ったのです鳥のように空を翔び回るわけでもなく ※翔(と)ぶ風のように空を舞い続けるわけでもなく光のように世界を駆け抜けるわけでもなく山を登る人のように空を憩いの場とするわけでもなく ※憩(いこ)い神様を信じる人のように人を愛し認めてあげれるわけでもなくでもどこか空のどこか頂上を目指し空の階段を登ったのでした空を登る人よ空を登る人よ貴方はなぜ空を登るのですなぜ空を登り続けるのですこの広い世界の空のどこに向かおうとしているのですか空を登れば登るほどたくさんの人は消えて見えなくなりますよ世界はもう誰の物でもなく世界はもう誰の悪意や罪もなく世界はもう誰の地位や財産もなく世界はもう誰の身勝手な社会でもなくなるわけだけど世界が本当に誰の物でもなくなってしまったなら世界は世界として世界のどこかに向かってただ存在するだけになるのです空を登ることで何かが見えるのですか何かが聞こえてくるのですか世界は本当は人みな平等であるわけでもなく世界は人との出会いがみな幸せであるわけでもなくそれでいてそれでもどこにでもいそうなそんなにも寂しくてやさしい心の形のした人をいつもひとりずつ探し求めているのですか空を登る人よ空を登る人よ貴方はなぜ空を登るのですなぜ空を登り続けるのですこの広い世界の空のどこに向かおうとしているのですか
August 16, 2017
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【地雷踏んだ】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2017.8.12 地雷踏んだ ※踏(ふ)んだ 人の心の 地雷踏んだら 爆発した そんな人の心は誰より狭い ※狭(せま)い そんな人の心は何より狭い 偉そうに 自分勝手で人を傷つけてる 地雷踏んだ 人の心の 地雷踏んだから 馬鹿みたいに ※馬鹿(ばか) 大爆発した ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ 地雷踏まれた 僕の心の 地雷踏まれたら 爆発した そんな僕の心は誰より狭い そんな僕の心は何より狭い きっと 壁と家具との隙間よりも ※隙間(すきま) 地雷踏まれた 僕の心の 地雷踏まれたから 馬鹿みたいに 大爆発した
August 13, 2017
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【窓ごしの部屋】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1975.12.7長い間待っていたひとりぼっちの部屋の中窓ごしの椅子に座っては空仰ぎ空しい夢見て過ごしていた ※空(むな)しい生きる望み消え失せて誰も知らない寒い部屋喜びの外に座っては描いたかなわぬ夢見て泣いていた1日中待っていたひとりぼっちの部屋の中窓の外誰かが呼んでいる風の音に忘れた望みを捜していた春の日差し願っていた誰も知らない寒い部屋寂しさのそばに座ってる耳元には毎日何も聞こえない長い間待っていたひとりぼっちの部屋の中窓ごしの椅子に座っては空仰ぎ空しい夢見て過ごしていた ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞人には言えない寂しい気持ちってどこから来るのでしょう人には言えない孤独な要素が私の思春期の心のまわりになぜあれほどたくさんあったのでしょう何か欠けてる自分の弱さからでしょうかそれとも自分らしいやさしさからでしょうか遠い昔の詩を(16歳の頃)また1つ書き直しましたこの詩も歌になっています私しか知らない歌を時々、ひとり口ずさんでいるのです
July 30, 2017
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【祈り】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2017.7.22いつの日にか死んでいなくなってしまったら子供の頃に戻ってあの青い空のどこかにいる家族みんなに会うことができますようにいつの日にか死んでいなくなってしまったら生きていた時にやさしくしてくれた人たちみんなに感謝する日がきますようにいつの日にか死んでいなくなってしまったら世の中の仕組みが変わりこの青い空のどこにもいる家族みんなが幸せになる世の中になったとみんな幸せになったと感じ取れる風になれますように
July 24, 2017
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【カッパメン食べてみたい】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2017.7.8カッパメン食べてみたいカッパメン食べてみたいカッパカッパ河童の妙薬 ※河童(かっぱ)の妙薬(みょうやく)カッパのカップメン食べてみたいな塩味?味噌味? ※味噌(みそ)醤油味? ※醤油(しょうゆ)違うよ不思議なカッパ味カッパメン食べてみたいカッパメン食べてみたいカッパカッパ屁の河童 ※屁(へ)の河童(かっぱ)カッパのカップメン食べてみたいなひとりで?二人で?それともみんなで?そうだなひとりで二人でみんなでないしょで食べてみたいカッパ味カッパ焼きそばもあるよ
July 23, 2017
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【僕はピエロ】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1974.9.21僕はピエロ化粧しなくては僕はピエロ涙隠さなくてば僕は誰かしら傷つけたり僕はどこかしら傷ついてて僕は誰かしら遠くから愛して僕は何かしら近くで求めてるでも僕の笑顔の頬に描かれた涙どこまで隠し通せばいいんだろうかどこまで隠し通せるのだろう生まれた時からずっと僕はピエロ化粧しなくては僕はピエロ心隠さなくてば ※君は君で誰かしら見ていたり君は君で何かしら感じてて君は君でどこかしら弱くもろくて君は君でなぜかしら誰か人にやさしくするでも君の笑顔の中の心の涙と寂しさ君ならもう隠し通さなくていいんだよ君はピエロじゃない誰から見ても君はピエロじゃないからだから本当の君の笑顔を見せて ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞遠い昔の詩をまた1つ書き直しました。
July 20, 2017
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【1年は】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2017.4.201年は地球が太陽の周りを1周する期間 ※周(まわ)りあの子は産まれて間もなく死んでしまった心の中の想い出の彼女は16周あんなにみんなで泣きあった友もわずか20周1日は地球が毎日回転していることの証 ※証(あかし)あの子を思い続ける1日彼女の面影を ※面影(おもかげ)想い出すことのある1日本当にみんなから好かれた友とみんなで過ごした1日僕の人生は50周でも30周でも20周でも良かったその1年と1日がもう少し違った形で終わってたならあの子の人生が変わったなら
April 20, 2017
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【風船が眼にとまったら教えて】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2016.10.9風船が眼にとまったら教えて空の向こうのどこかに風船が眼にとまったら教えて欲しい最初は眼で追いかけて見失わないで歩いて追いかけて見失わないように時には駆け足で追いかけて疲れたら木陰で休んでてそれでも見失わないでいて欲しい子供のように風のように追いかけて風船が眼にとまったら教えて空の向こうのどこかに風船が眼にとまったら教えて欲しいいつも心で追いかけて見失わないで自分の心で追いかけて自分を見失わないように時には一生懸命追いかけて傷ついたら自分を慰めて ※慰(なぐさ)めてそれでも見失わないでいて欲しい子供のように風のように自分の心を大切にして風船が眼にとまったら教えて空の向こうのどこかに風船が眼にとまったら教えて欲しい
October 10, 2016
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【1枚の白い紙の中のそれは小さな点】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2016.6.151枚の白い紙の中のそれは小さな点点は始まりで点は呼びかける点はひとつの方向に伸びれば線になる線は横に広がれば面になり面は縦に広がれば空間に ※縦(たて)点は3方向に無限に広がれる空間になる線も面も空間も最初は1つの点から生まれたんだと1枚の白い紙の中のそれは小さな点点は始まりで点は心に呼びかける点が生まれた命なら線は生きている証 ※証(あかし)面はその人の感情喜びや悲しみの波長のような空間はもっと大きな存在人を超えたもっと大きな存在神様の愛のような命は生まれ命は成長し心が芽生え愛は人を慈しむ ※慈(いつく)しむそんな1枚の白い紙の中の小さな点が白い紙から飛び出したそして点は私自身に呼びかける小さな点は立ち止まってる君彼女にふられた君友だちがない君仕事がない君家族がない君抱えているものがずっと手につかない君 ※抱(かか)えている傷つき自信がない君いろんな悲しい君…でも心配しないで小さな点はいつも始まりでいつも君の味方だから1つの点は線になり面になり無限に広がれる空間になる1歩進めば世界は広がりまた1歩進めばそこからまた何かが始まり何かが生まれてくるのだから ※流れゆく雲を追いながら誰かのことを思い浮かべていた雲はゆっくり流れていく地球を中心にして丸く流れされていく点を中心として円を描くようにいつも地球の周りを ※周(まわ)りそんな私自身も小さな1つの点なら私が描く私の円の中にも誰かがいて欲しいいつも誰かがいて欲しい
July 22, 2016
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【インスピレーション(不思議な心の働き)】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1980.3.4何の前ぶれもなしにあいつはやって来ては不思議な心の働きを説いてくれるあいつは君の喜びを平気で絶望の中に陥れては ※陥(おとしい)れてはその眺めを一瞬に喜びに変えてしまう僕たちにはインスピレーションが必要だインスピレーションが君の世界を変えていく心の上のシルクハットを見てごらん君だって心の上に何かをのせている想像すれば君にだって蒼いシルクハットが眼に映るだろう ※蒼(あお)い君にもそれがよく判るはずだあいつは君の悲しみを平気で混乱させ何事もなかったようにその眺めを一瞬に喜びに変えてしまう僕たちにはインスピレーションが必要だインスピレーションが君の人生を変えていく君が安易な日々を過ごすうちに心に何も与えずに暮らすうちに君の心は肉体よりもずっと年を取っていく大地はいつかは砂になるように河川はやがては枯れてしまうだろう僕たちにはインスピレーションが必要だインスピレーションが君の未来を変えていく ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞遠い昔の詩をまた1つ書き直しました。
July 20, 2016
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【朝日のような娘】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1978.1.14朝は不思議の光に照らされて何もかも新しく感じた月曜日金色のリンゴ1つあるとても晴れた日の出来事ふと外に出てみたくなった可愛い金色のリンゴ1つ朝日のような娘髪を光になびかせやさしい瞳を持っている少女朝日を走りぬけてキラキラする水辺の光のような美しい微笑みを持っている少女 なぜ君はここにやって来たの 翼をなくした僕に 素敵な世界を与えてくれた昼にはかわいい光に誘われてどこまでも変わらず続いた光の中に金色のリンゴ1つあるとても明るい日の出来事やさしい心に触れた少女の中に金色のリンゴ1つ朝日のような娘髪を光になびかせ可愛らしい心を持っている少女 ※可愛(かわい)らしい朝日を走りぬけてキラキラする太陽の光の下美しく輝く木洩れ日の中の少女 ※木洩れ日(こもれび) なぜ君はここにやって来たの 翼をなくした僕に 素敵な時間を与えてくれた ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞遠い昔の詩をまた1つ書き直しました。
July 19, 2016
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【少年の日の思い出1】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1977.12.12姉さん姉さん姉さんでも姉さん1度でいいからそう呼んで貴女の胸の中で抱かれたかったでも姉さん できなかった判ってください この気持ち恋人よ恋人よでも恋人よ勇気があればその時に貴女を腕の中で抱きしめたかったでも恋人よ できなかった判ってください この気持ちいつもすべてが願うようにいかず秋の夕陽に長い影を残した今はただ心を開くことを恐れている友だちよ友だちよでも友だちよただ傷ついてもその手を取り貴女に愛の言葉伝えたかったでも友だちよ できなかった判ってください この気持ち ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞遠い昔に書いた詩です。
July 19, 2016
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【ちっちゃな花】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1974.8.17ピンクの花が咲いたよちっちゃなちっちゃな花だよあの人に飛んでいきそうなちっちゃな花だよあの人に摘んでほしい ※摘(つ)んでピンクの花が咲いたよブルーの花が咲いたよちっちゃなちっちゃな花だよ青空に溶けてしまいそうなちっちゃな花だよあの人に気づいてもらえないブルーの花が咲いたよわずかな時は流れたよちっちゃなちっちゃな花はちっちゃな想い残したよちっちゃな花だったよあの人は何も知らないでふたつの花散ったよ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞遠い昔の詩をまた1つ書き直しました。
July 17, 2016
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【僕は宇宙遊泳者】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1975.12.11繰り返せ繰り返せくるくる回る眼が回るくるくる回って僕は宇宙遊泳者ねぇそこの君 君は誰だい繰り返せ繰り返せくるくる回る地球は回るくるくる回って僕は宇宙遊泳者ねぇ君のことだよ 君が見えるんだ繰り返せ繰り返せ何がなんだかなんだか何がくるくる回って僕はくるくる くるくるくるねぇ君の名前… 砂糖はいくつ?繰り返せ繰り返せくるくる回るどこまで回る回り回り回り続けて僕は宇宙遊泳者ねぇ君だったよね 僕と出会ったのはみんなどこかにたどり着いてはどこかに行くみたいだけどねぇコーヒーカップにティーカップ今いるここはどこなのさねぇ教えてよ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞遠い昔の詩をまた1つ書き直しました。
July 13, 2016
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【どこかで誰かが私の名前を呼んでいる】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2016.6.6どこかで誰かが私の名前を呼んでいるどこかで誰かが私の名前を呼んでくれているきっと笑顔のようにやさしい心で私の名前を空に向かってでも私には誰の声も聞こえなかった自分のことしか見えなくて自分のことしか考えられない自分がいて時どき何かを思い出したかのように空を見上げていたものの私には何も聞こえてこなかった人生のある大切なひとときを一緒に過ごした人たちそんな時間は夏の日の夕立のようにあっという間に通り過ぎて行ってしまったどこかで誰かが私の名前を呼んでいたどこかで誰かが私の名前を呼んでくれていた心のどこかで繋がっていたと信じていたから ※繋(つな)がって今も私の名前を思い出しては空に向かってでも私には彼の声も彼女の声も誰の声も聞こえなかった自分のことばかりの毎日が過ぎ去っただけで自分のことばかりの年月が過ぎ去っただけで時どき何かを思い出したかのように空を見上げて見るものの私には何も聞こえてこなかったそれでもどこかで誰かが私の名前を呼んでいる誰かがどこかで私の名前を呼んでくれているきっと笑顔のようにやさしい気持ちで私の名前を青空や曇り空や雨空や雨上がりの空に向かって朝焼けの空や夕焼けの空や1日の終わりと始まりの夜空に向かって私も毎日毎日誰かの名前を空に向かって呼んでいるように
July 11, 2016
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【蚊1匹】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1974.8.16こっちの血はまずいから静かに眠らせて欲しい今日もまた疲れてるのに蚊1匹のために僕は眠れない隣の家の血はおいしいから黙ってすぐに行って欲しい今僕のささやかな願い暗闇の中僕は眠れない 真っ暗な部屋のどこから蚊 真っ暗な部屋のどこからか 耳元に不快な音がうるさく忍び夜 耳元に不快な音がうるさく忍びよる蚊1匹のために僕は眠れない眠れない眠れない眠れない ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞遠い昔の詩をまた1つ書き直しました。
July 10, 2016
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【さぁ早いもの勝ち】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1975.6.17さぁ早いもの勝ち早くしないとなくなってしまう急いで急いでさぁ誰のものあの子早くしないとなくなってしまう急いで急いでさぁ考えても無駄早くしないとなくなってしまう急いで急いで ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞遠い昔の詩です。女の子に恋してしまうと恋する心の船は浮かんだり沈んだりを繰り返しどこまでも流されていきます。結局は失恋してしまうのでしょうね。この詩も歌になっています。 ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞今にして思えば私自身いろんな大切なものを自ら失くしてなくなってしまいました。責任はみんな私にあります。連絡先さえ残していれば時どき連絡さえしていれば遠く離れてしまっても心のどこかでまたつなぎ留めることもできたはずですのに…さよならだけが人生で私は「み〜んな、ほったらかし」にしてきてしまった。
July 8, 2016
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【小さな種を作ろう】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2016.6.22小さな種を作ろういろんな色の光を集めて小さな光の種を作ろう赤い種から光でできたリンゴ黃色い種から光でできたレモン緑と影のシマシマ模様の種は光でできたスイカになったいろんな光の種で部屋の中にたくさんの果物が生まれた ※果物(くだもの)青い種が広がって天井に青い光の空が生まれたら水色の種は美しい光のベッドの湖になるでしょう大地に花を咲かせるようにいろんな光の種で部屋の中にたくさんの花が生まれた西の壁一面にそして天井にオレンジ色の種の眩いばかりの夕焼け空が ※眩(まばゆ)い夜になると紺と黃色の種とで部屋全体が夜空の星になっちゃったひとりぼっちの部屋の中は果物畑とお花畑青い空と水色の湖オレンジ色の夕焼け空に紺と黃色の夜空の星で満たされた純白で純真な光の種から愛する心と涙も生まれたよこんなに素敵な部屋なのだからきっと誰か遊びに来てくれる
June 28, 2016
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【かいかいさんはどこからきたの】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2003.6.23かいかいさんはどこからきたのあっちかなこっちかなかいかいさんはどこからきたの↗︎かな ※↗︎(あっち)かな↖︎かな ※↖︎(こっち)かなかいかいさんはどこからきたのあっちかなこっちかな ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞娘がずっと小さい頃添い寝の役割はパパでした。まだやることがあって「今日はひとりで寝てね」と言っても許してもらえません。結局、朝まで一緒に寝てしまうのでした。ある時背中が「かゆい」と言うのでかいてあげるとかいてあげるのが毎日の日課となりました。それで生まれた歌が「かいかいさんはどこからきたの」です。「かいかいさん」は背中が「かゆい、かゆいさん」なのです。小さな子供がいれば添い寝しながら背中をかいてあげてください。適当に思いついたメロディでいいんです。「かいかいさんはどこからきたの」を口ずさみながら小さな背中をかいてあげてください。寝てしまうかうとうとしながら小さな声で「もういい…」と言うまでやさしくかいてあげてください。
June 28, 2016
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【卵を作ろう】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2016.6.18卵を作ろう白い紙と黄色い紙で卵の横に並べて置いた殻を割ったら何が生まれた ※殻(から)殻を割ったら紙が生まれた卵を作ろう白い雲と菜の花で卵の上に浮かべて置いた殻を割ったら何が生まれた 殻を割ったら夢が生まれた卵を作ろう自分の心と誰かの心で心の色は人それぞれ卵の中で仲良く過ごせば卵の中で楽しく過ぎれば 殻を割ったら何が生まれた殻を割ったら愛が生まれた卵を作ろう笑顔と笑顔で笑顔は心を明るくする卵のどこかに並べて置いた卵のどこかに何が生まれたナイショナイショ誰にも教えない殻を割るまでふたりだけの秘密
June 25, 2016
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【曲がった釘】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2016.6.10曲がった釘を打つなら ※釘(くぎ)曲がったカナヅチでいい曲がった釘を打つならねほら思った以上にみんな曲がっちゃった真っ直ぐな釘を打つなら ※真っ直ぐ(まっすぐ)真っ直ぐなカナヅチがいい真っ直ぐな釘を打つならねでもなかったから曲がったカナヅチで打っちゃったほら思った以上にみんな曲がっちゃった真っ直ぐな心を打つなら真っ直ぐな心がいい真っ直ぐな心を打つならねでもなかったから曲がった心で打っちゃったほら思った以上にみんな曲がっちゃった
June 24, 2016
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【僕は僕の中の僕】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1979.12.31僕は僕の中の僕僕は僕の中に僕を捜しているそして僕は自己に目覚める決して他の誰でもない瞳を閉じてごらん僕は君に僕の心を伝えてあげる誰よりも愛しい君だから ※愛(いと)しい誰も君の代わりはできないもしも僕が誰なのかもしも判らなくなっていたら努力して僕は僕の中に僕というものを見つけなきゃならないだから君のそばでずっと君を愛するだろうそうすればもっとはっきりしてくるから僕は誰よりも君を愛するだろう ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ 遠い昔の詩をまた1つ書き直しました。
June 21, 2016
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【雨上がりのあとの公園】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2016.5.22昨夜の雨で海まで流されて来たらしいと小さなみずすましは感じ取っていたそれにしてもなんとすがすがしい朝だろう目の前には朝の光に包まれた青い空と穏やかな青い海が広がっている ※穏(おだ)やか遠くに見える水平線手を伸ばし水平線に触れてみた ※触(ふ)れる1本の水平線を縦にしたり ※縦(たて)斜めにしたり ※斜(なな)めひっくり返したりしたら海の水がみんな空に落ちた海鳥たちは海の空に向かって羽ばたいた太陽は海の空の1番高いところで輝き始めた季節は海の空を越え春から夏に変化したどこかで恋が芽生え ※芽生(めば)えどこかで愛が生まれたことだろうあらゆることが心に飛び込んで何もかもが昨日と違って見えた君は夢想家だねと隣のみずすましが話しかけてきたでも君の目の前にあるのはただの水たまりさ昨夜の雨でできたそれは大きな水たまりなんだ空から吹いてくる風が水辺に美しい波を残していく風と光の中で水面に生まれたいくつもの波がすれ違い重なり合い魔法にかかったような時間が生まれては消えていく小さなみずすましは可笑しそうに ※可笑(おか)しそうに小さくため息をついたここはいつもの公園の中の風景だそんなことは判っている小さなみずすましからすると小さな公園の中だけが自分の世界のすべてである訳だけどでもみずすましだって心の中で生きているみずすましだって夢を見ることもあるのさ
June 4, 2016
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【夜になるとみずすましは】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1986.2.22夜になるとみずすましは耳をすまし水たまりの上に佇んでいた ※佇(たたず)んで小さなみずすましからすると小さくても澄んだ水さえあれば良いのだが ※澄(す)んだこのアスファルトの上っていう奴はどうにもいけないそれにあの人間の靴どうしても好きになれそうにないみんな自分は特別だと思っているらしいのだがどれもこれも大抵は変わりばえのしないただの靴なのだそんな靴で人は水たまりの中に足を踏み入れてくる みずすましの気持ちなど ※踏(ふ)み入れる考えもしなのだみずすましは大きなため息をつくと小さくたたんだ水たまりを連れてどこかに行ってしまった ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞遠い昔の詩をもう1つ書き直しました。関西出身の私ですが、私のところではみずすましをあめんぼとも呼んでいたと思います。この詩のみずすましみずすまし=あめんぼとお考えください。
May 19, 2016
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【記憶の中の公園】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2015.12.15そこにはいつも公園があった大きな3本の樹と樹の木陰にひとつのベンチ ※木陰(こかげ)子供たちのブランコとすべり台も公園の太陽をさえぎる建物の陰空から差してくる太陽の陽の光の束 ※束(たば)近所の子供たちや大人たちの楽しそうな声やさしく心地よい光と風の音激しく枝を揺り動かす降りしきる雨ぽかぽかと暖かい日の陽気とどこか冷たく寂しい月の光のそんな季節の営み ※営(いとな)みそこにはいつも公園があった物心ついた時から家を出たすぐ曲がったところに朝の明るい光に満たされたばかりの公園がいつもそこにあったわくわくした1日の始まり公園をあとにして学校に向かう振り返れば僕たち子供たちに公園の樹の枝や葉を目いっぱい広げ手を振る公園の姿がそこにはあったそこにはいつも公園があった茶目っ気で物静かな公園があった ※茶目っ気(ちゃめっけ)学校の帰りに公園に向かうと公園が走り出す公園が走り出す?僕たちは公園を追いかける公園はどんどん逃げる僕たちは追いかけ追いつき 僕たちの勝利だそんなふうに公園の中でいっぱい遊んだ僕たちだったがいつも日が暮れるまで遊んだ僕たちだったが僕たちはあっという間に知らないうちに公園を追いこしていつの間にかずっとどこまでも振り返ることもないまま公園を追い越して大人になるまで駆け抜けて行った ※駆(か)け抜(ぬ)けてそこにはいつも公園があった公園は子供の頃の想い出の記憶の中にだけ残った
December 15, 2015
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【今までを振り返ってみるのも人生なら】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2015.12.10傷つき悩み苦しみ嫌になって死なないで生きてまた傷つき悩んで苦しんで自分が嫌になりそれでも死なないで生きてそれからまた傷つきまた悩みまた苦しんでまたそんな自分が嫌でそれでもあきらめず死なないでなんとなく生きて答えは見つからないけどつらいことばかりじゃなかった素敵な出会いが何度か何度もあった心から笑ったことが何度か何度もあった大切な友だちが何人か何人もできた心に思い憧れ思い浮かべる彼女がいつもいた ※憧(あこが)れ ※彼女(ひと)いつも出会える仲間と場所があった 何より自分の住み家ができた ※住み家(すみか)何が大切で何が大切でなかったのか自分なりに判ったつもりでいただけで気がつけば本当は何も判っていない自分がいただけなのかも知れないいくつになっても傷つき悩み苦しみ嫌になって死なないで生きてきてこれからも傷つき悩んで苦しんで自分が嫌になりそれでも死なないで生きて繰り返してはまた傷つきまた悩みまた苦しんでまたそんな自分が嫌でそれでもあきらめず死なないで一生懸命生きて人生って何なんだろうって悩んだり思い返したりして人生のバカ野郎って言いたくなることもあるけど時にそんな自分の人生の中に生きて人と人との間に挟まって ※挟(はさ)まってなぜか涙する自分がいたりしてこれからもいろいろと思い悩むこともあるんだろうけど知りたいこともまだまだたくさんあるんだけど誰か教えてくれ人がいるとしたら今さらであるかも知れないけれど今聞いてみたいのは人としての人の幸せって何なのですかと聞いてみたい
December 13, 2015
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【青空の下の白い雲】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2015.12.8私は流れいくものが好きだ世の中にあるものはみんな青空の下の白い雲のように移り変わり流れていく私も流れいくもののひとつ私の中にあるものもみんな青空の下の白い雲のように移り変わり消えていく私は白い雲がいつも羨ましい ※羨(うらや)ましい気ままに流されながら白い雲はみんなどこまでも広がる青空の下で未来に向かって移り変わり生まれ変われるのだから
December 13, 2015
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【とても不安な日々の詩】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2015.12.9転がっていく坂道じゃないのに心が思わぬ方向に向かって落ちていく曲がりくねった道じゃないのに不安な心が人混みに向かって崩れていく ※崩(くず)れて小さな不安が子供のように大きな不安となって大人のように冬の山の斜面の雪崩れのように ※雪崩(なだ)れ持ちきれないほどの落ち葉を抱えた時のような笑顔も ※抱(かか)えた降り積もった雪のボールを投げ返す時のような楽しさもそんな嬉しい気持ちは ※嬉(うれ)しいみんなみんなどこかへ消えてしまった転がっていくんだ心が思わぬ方向へ向かって落ちていくんだ不安な心が人混みに向かって崩れていくんだ冬の山の斜面の雪崩れのようにこんなにも不安な心を拾い上げてくれたらこんなにも不安な心を誰か受け留めてくれないのかな
December 13, 2015
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【心の中でベルの音がする】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2015.12.12ベルが鳴る心の中でベルの音がする幸せなベルの音悲しみのベルの音普段の何でもない小さなベルの音その時どきにいろんな音色のベルの音が聞こえてくる ※音色(ねいろ)一人でいると心は変化し誰かといると心は生まれ変わりたくさんの人の中で心は揺れ動くベルが鳴る心の中でベルの音がする喜びのベルの音寂しいベルの音どこか静かでのどかなベルの音その時どきに違った音色のベルの音が聞こえてくる心はいつも揺れ動いているまたベルが鳴る玄関の扉を開けてみても ※扉(とびら)窓を開いて乗りだして外をのぞいてみてもそこには誰もいない心の中から聞こえてくる音だからベルが鳴る心の中でベルの音がするいつもと変わらないベルの音 昨日とは少し違ったベルの音どこか懐かしい遠い記憶のベルの音 ※懐(なつ)かしい何より幸せなベルの音時につらく苦しいベルの音誰にも判らない自分にしか聴こえないベルの音が聞こえてくるそんなことを繰り返し繰り返しほらまた新しいベルの音が聞こえてくる1年ごとに心は変化し1日ごとに心は生まれ変わり1秒ごとに心は揺れ動く心ある限り心は動き出すものだから心はいつも喜びと悲しみの間を揺れ動いている ※聞くと聴く 聞く=自然に音が耳に入ってくる 聴く=意識して音に耳を傾ける (人の話を聞く、雨の音を聞く) (音楽を聴く)
December 12, 2015
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【みっちゃんがんばって】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2015.11.30みっちゃんあなたは本当に優しいね子供のように純粋な みっちゃんの心の優しさをいつも受けとめていたよ分けへだてのない優しさを持ち続けているなんて素敵なことだよずっとそのままの自分でいてくれていいんだみっちゃん若さとは傷つきやすい心のことだけど傷つきやすい心はいつまでも永遠に持ち続けていて欲しいんだ辛くて ※辛(つら)くていろんなことが嫌になる日がこれからもたくさん来るかも知れないけれど傷つきやすい心が流す涙は澄みきった泉の水のように清らかで永遠に美しいものだからさみっちゃんあなたのこと大切に思うよ別れは出会いの始まりでまた新しい未来に向かってそれぞれ別の人生を歩み続けるんだろうけど ※歩(あゆ)みみっちゃんと接した時間は限られた場所の人生のほんの一瞬に流した涙が頬をつたうような短い瞬間だったけど約束するよあなたのことは決して決して忘れないでいるからみっちゃん若いあなたの未来はこれからなのさこれからもあなたは誰かとすれ違うたびにその誰かのために小さく手を振り続けてあげるんだねそしていつの日にか自分の大切な家族ができたらその時はその手で自分の子供たちを大きくしっかり抱きしめるんだろうねみっちゃんあなたとのお別れの間際に ※間際(まぎわ)握手してくれた時のことは決して忘れない忘れないからね美しく眩しかったんだ ※眩(まぶ)しかったあなたの瞳の中からにじみ出たキラッと光るあなたの涙の優しさが心から嬉しかったんだ本当さみっちゃん人生は大変なことばかりだけどみっちゃんがんばって ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞この詩の最後の二行は自分の名前に置きかえて読んでみてくださいそれから…あなたのそばで一度でもたった一度でも涙流したことのある人の名前でその人の名前で読んであげてくださいそんなあなたの心の優しさに乾杯!
November 29, 2015
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【花水】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2015.11.27鼻水垂らしているのは ※垂(た)らしている小さな子供とお年寄りかつての私といつかの私庭に咲いてた小さな花に水をあげながら考え深そうにそう思う
November 27, 2015
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【私は知らない】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2015.11.16私は知らない女性というものを女性らしさという愛情を私は女ではないから私は知らない子供というものを私は純粋な心というものをどこかで落としてきてしまったから私は知らない人というものを私は人を区別するようには生まれてこなかったから私は知らない夜空の輝く星という星と輝くことのない星たちとどちらが美しく輝いているかを私は星ではないから私は知らない大いなる母なる海がいつ生まれたのかを海がいつ私に愛情を注いでくれたのかを海は私の母親ではないから私は知らない通り過ぎていく風がどこに向かってるのかを涙と感情のような関係の風と空気の違いを私は風じゃないから私は知らない私は幸せというものを私は決して幸せではないから私は知らない私は悲しみというものを私は決して悲しみでもないから私は知らない私はたくさんのものを私はたくさんのことも私は決してたくさんじゃないから ※私は…私が知っているものといえば…私は私というものを知っていると思うなぜなら私の中には私の思いがつまっているから私の中にはいろんな想い出のかけらがあるから私の中にはまだ私が知らない未来がきっとあるから
November 17, 2015
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【気をつけろ】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1975.12.22気をつけろ貴方のうしろに貴方がいる ※貴方(あなた)貴方をダメにしてしまう気をつけろうしろの貴方のうしろにも貴方がいる貴方をダメにしてしまう気をつけろうしろのうしろのうしろの方まで貴方がいる貴方をダメにしてしまう気をつけろ自分のことしか考えられない貴方がいる貴方をダメにしてしまう気をつけろ子供の頃とまったく変わらない貴方がいる貴方をダメにしてしまう気をつけろ貴方らしくない貴方が顔を出している貴方をダメにしてしまう気をつけろ自分のことしか愛せない貴方がいる貴方をダメにしてしまう気をつけろいつも偉そにしている貴方がいる貴方をダメにしてしまうどこもかしこも今までずっとどこもかしこもどこまでいっても貴方だらけの貴方がいる気をつけろ貴方のうしろに貴方がいる貴方をダメにしてしまう気をつけろ貴方の前にも貴方がいる貴方がダメにしてしまう ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ 遠い昔の詩をまた1つ書き直しました。
November 17, 2015
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【アランブラ宮の壁の】岸田衿子 アランブラ宮の壁の ※壁(かべ)いりくんだつるくさのように わたしは迷うことが好きだ出口から入って入り口をさがすことも ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞岸田衿子(きしだえりこ)1929年1月5日〜2011年4月7日 詩人 童話作家テレビアニメーションの「アルプスの少女ハイジ」「フランスダースの犬」「あらいぐまラスカル」「あかげのアン」の主題歌の作詞も手がけた妹は女優の岸田今日子 岩波ジュニア新書「詩のこころを読む」(茨木のり子著)でも格別好きな詩のひとつこの詩を読むとなぜか救われた気持ちになるから不思議だ
November 15, 2015
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【孤独という名の目覚め】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1976.4.22ああそれは孤独という名の目覚め私の心に芽生えた ※芽生(めば)えた自我という名の私の大きな哀しみ ※哀(かな)しみああそれは孤独という名の目覚め私の翳りのない心の光は ※翳(かげ)りのない知らないうちに誰かどこかの子供にあげてしまった ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ 遠い昔の詩をもう1つ書き直しました。
November 13, 2015
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【地平線】マックス・ジャコブ(堀口大學訳)彼女の白い腕が私の地平線のすべてでした。 ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞マックス・ジャコブ1876年7月12日〜1944年4月5日フランスの詩人ユダヤ人アポリネールやコクトーと並び現代詩の先駆者のひとり画家のモディリアーニはマックス・ジャコブの絵を二枚描いているナチスのユダヤ人迫害に遭いドランシー収容所で病死堀口大學の訳詩で親しまれている ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞海と空の境にみえる遥かなる水平線 ※遥(はる)かなる人それぞれの想い出の中で触れ合うことのできる水平線 マックス・ジャコブが 触れ合うことのできた地平線 どんな面影の人だったのだろう私の中のマックス・ジャコブの詩は「水平線」彼女の白い腕が私の水平線のすべてでした
November 11, 2015
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【おいでホットドッグ】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 1985.5.24おいでホットドッグ温めてあげよう僕のホットドッグ笑えない日々はつまらない真っ暗な部屋の中で僕の帰りを待つホットドッグの遠吠えがする ※遠吠(とおぼ)えおいでホットドッグ温めてあげよう僕のホットドッグ一人ぼっちの夜はつまらないいつかホットドッグお腹が空いてたら ※空(す)いてたら食べちゃうぞ
November 8, 2015
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【小さな詩人〜100年後】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2015.11.3僕はここにいてここにはいない100年後には美しい妻がいて可愛い娘がいた100年前には僕を見つけたら僕は小さな詩人僕のすぐそばに優しい妻がいて愛する娘がいて頰笑みがあった ※微笑(ほほえ)み今では忘れられ消え去った運命100年後には妻の声が聞こえ娘の姿が見える100年前には僕を見つけたら詩を見つけたら心に浮かべたらいつもそばには妻と娘の成長と頰笑みがあった ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞【小さな詩人〜1000年後】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2015.11.3僕はここにいてどこにもいない妻はここにいてどこにもいない娘もここにいてどこにもいないその昔妻と娘の微笑みがあった僕に家族がいて恵まれていたと僕はここにいて神様に感謝するどこにもいないここで僕は想う
November 5, 2015
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【雲】金子みすゞ私は雲になりたいな。ふわりふわりと青空の果から果を ※果(はて)みんなみて、夜はお月さんと鬼ごつこ。それも飽きたら雨になり雷さんを ※雷(かみなり)さん供につれ、 ※供(とも)おうちの池へとびおりる。 ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞【こだまでしょうか】金子みすゞ「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。「馬鹿」っていうと ※馬鹿(ばか)「馬鹿」っていう。「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。そうして、あとでさみしくなって、「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。こだまでしょうか、いいえ、だれでも。 ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞金子みすゞ(かねこみすず)1903年4月11日〜1930年3月10日 童謡詩人26歳という短い人生を自らの手で閉じた金子みすゞの詩集なら大きな書店ならどこにでも置いているはず持ってなければ手に取ってパラパラパラパラページをめくり好きな詩を見つけたら何か心にとまったらレジに並んでお代を払いカバンの中にしまう電車の中でのぞき見しお家の中でくつろいでたまには一緒に出かけたりお風呂の中でも本を開いて詩を探し好きなページで立ち止まればあとは心の中にしまうこと ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞「こだま」は木霊と書きます日本語に慣れ親しんできた私たちにとって何とも美しい響きがありますね「こだまする」は心の中の素敵な気持ちの現れ
November 4, 2015
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【鏡のなかのひとりぼっちさん】 小さな詩人 (=ハロルド1009) 2015.11.1鏡のなかのひとりぼっちさんいつかじぶんよりたいせつなものをみつけてねだれもが心をもっているただひとそれぞれにその心のつかいかたがちがうんだ鏡のなかのひとりぼっちさんいつかじぶんのすきなばしょへつれてってよだれもが笑顔をもっているただひとそれぞれにその笑顔をみせるこころがちがうんだ鍵をなくしたゆめをみたもどかしさをかくせなくてつらくて泣きだしそうだったとしても鍵はいつかはみつかるはずさぼくをしんじて鏡のなかのひとりぼっちさんいつかじぶんよりたいせつなばしょをみつけてねだれもが未来をもっているただひとそれぞれにそのじかんのあたえられかたがちがうんだ鏡のなかのひとりぼっちさんいつかだれかとどこかでしあわせになっててね
November 1, 2015
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【少女と雨】中原中也少女がいま校庭の隅に佇んだのは ※隅(すみ)に佇(たたず)んだ其処は花畑があつて ※其処(そこ)菖蒲の花が咲いてるからです ※菖蒲(しょうぶ)菖蒲の花は雨に打たれて音楽室から来るオルガンの 音を聞いてはゐませんでした ※ゐ(い)ませんしとしとと雨はあとからあとから降つて花も葉も畑の土ももう諦めきつてゐます ※諦(あきら)めその有様をジッと見てると ※有様(ありさま)なんとも不思議な気がして来ます山も校舎も空の下に ※下(もと)やがてしづかな回転をはじめ ※しづかな(静かな)花畑を除く一切のものは ※除く(のぞ)くみんなとつくに終つてしまつた ※とつく(とっく) 夢のやうな気がしてきます ※やうな(ような) ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞【月夜の浜辺】中原中也月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際に、落ちてゐた。 ※波打際(なみうちぎわ)それを拾つて、役立てようと 僕は思ったわけでもないが なぜだかそれを捨てるに忍びず ※忍(しの)びず 僕はそれを、袂に入れた。 ※袂(たもと)月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際に、落ちてゐた。それを拾つて、役立てようと 僕は思つたわけでもないが 月に向つてそれは抛れず ※抛(ほう)れず 浪に向つてそれは抛れず ※浪(なみ) 僕はそれを、袂に入れた。月夜の晩に、拾つたボタンは 指先に沁み、心に沁みた。 ※沁(し)みた月夜の晩に、拾つたボタンは どうしてそれが、捨てられようか? ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞中原中也1907年4月29日〜1937年10月22日結核のため30歳で死去詩に興味を持ち始めたり詩の世界が好きになったらいつかは避けては通れない存在かも… 「汚れつちまつた悲しみに」があまりにも有名「汚れつちまつた悲しみに」がどんなに心に沁みる悲しみかは判らないどんなに心に沁みた悲しみだったかは知らないでも、ほんと、殺し文句だな、と思う ※(殺し文句=その一言で相手がまいる、きめ手となる言葉)
October 28, 2015
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【雪】ギヨーム・アポリネール(堀口大學訳)天使の群で空は一ぱい ※群(むれ) ※一ぱい(いっぱい) ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ギヨーム・アポリネール1880年8月26日〜1918年11月9日イタリア出身のポーランド人の詩人詩「ミラボー橋」「海老」等堀口大學の訳詩で出会い慣れ親しんできた人も多いはず一度読めば心に残り忘れがたし ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞空いっぱい真っ白な雪景色うつろな冬の光の中やさしく降りつづく雪静かに街に降りそそぐ雪見上げれば空は天使たちでいっぱい天使のむれで空はいっぱい
October 25, 2015
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【鳥の肖像を描くには】ジャック・プレヴェール(高畑勲訳)まず鳥籠を描くこと ※鳥籠(とりかご)扉は開けたままで ※扉(とびら)つぎに描く鳥にとって なにかここちよいものなにかさっぱりしたものなにか美しいものなにか役立つものを…つぎにカンバスを木にもたせかける庭のなかの林のなかのあるいは森のなかの木のうしろに隠れる一言もしゃべらないで動かずに…ときには鳥はすぐ来るだが長年かかることもあるその気になるまでにがっかりしないこと待つこと必要なら何年間でも待つ鳥の来るのが早いかおそいかは何の関係もないのだから絵の出来ばえには鳥が来たら来たらのはなしだが完璧に沈黙をまもること鳥が鳥籠に入るのを待つこと鳥が入ったらそっと筆で扉を閉めるそして柵を一本一本すべて消す ※柵(さく)鳥の羽根に決して触れないように気をつけてつぎに木の肖像を描く鳥のためにいちばん美しい枝をえらんでみどりの葉むれや風のさわやかさも描く日ざしのほこりも夏の暑さのなかの虫たちの声もそれから待つこと 鳥がうたう気になるのをもし鳥がうたわないならそれはよくないサイン(しるし)絵が良くないというサインしかしもしうたったらそれは良いサインきみがサインしてよいというサインそこできみはそっと抜く鳥の羽根を一本そして絵の隅にきみの名を書く ※隅(すみ) ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ジャック・プレヴェール1900年2月4日〜1977年4月11日フランスの詩人・映画作家・童話作家詩「夜のパリ」「朝食」も映画の一場面を見るようなため息にも似た余韻が残るプレヴェール詩集「ことばたち」高畑勲訳残念ながら絶版中私も持っていないので文庫本での復刊を待ち望んでます
October 23, 2015
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【月待草】清水澄子月の出る夜を、友と二人で河原を行けば、 ※月待草(つきまちそう)微かな音を立てて月待草が、 ※微(かす)かお月様なつかしと、笑顔を見せる。膝までとどく長い草をむしりとって、 ※膝(ひざ)話をしながら、ふと、前を見ると、金の波、薄闇の中で、 ※薄闇(うすやみ)風にゆられて、ゆらゆらと、「まあ沢山の月見草」 ※沢山(たくさん)私は言って、その一つをとる。月待草 名からいい。香がすればいいと思って、 ※香(かおり)そっと、花を嗅いでみる。 ※嗅(か)いでみるけれど香はない。どうしても香はない。香のない花。香のない花。つまらない花だ。私はそれを捨ててしまった。そして、その友の方を見ると、友は、じっと月待草の金の波を見ているのだった。 ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞清水澄子(しみずすみこ)1909年5月1日 〜1925年1月7日家族に遺書を残し17歳で信越本線に飛び込み自ら命を絶つ両親が遺稿集「清水澄子」を発表、後に「さゝやき」という題で知られる。残念なことに私は、詩集「さゝやき」を持っていない。いつか手元に置いて大切にして枕元ででも読みたい。 ※枕元(まくらもと)
October 21, 2015
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【幸福が遠すぎたら】寺山修司さよならだけが人生ならば また来る春は何だろう はるかなはるかな地の果てに 咲いてる野の百合何だろう ※百合(ゆり) さよならだけが 人生ならば めぐりあう日は何だろう やさしいやさしい夕焼と ふたりの愛は何だろう さよならだけが 人生ならば 建てたわが家は何だろう さみしいさみしい平原に ともす灯りは何だろう ※灯(あか)り さよならだけが 人生ならば 人生なんか いりません ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞寺山修司1935年12月10日〜1983年5月4日何も見つからなかったら何かを見つけていても一度は寺山修司の詩の世界に触れてみて欲しい
October 21, 2015
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