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2018年11月01日
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カテゴリ: 本に親しむ
まず、目次

まえがき イタリアの歴史哲学者を襲った大地震

第一章 秀吉と二つの地震
 1.天正地震と戦国武将
  先人たちは地震発生時刻をどう測ったか
  山内一豊の愛娘の死
  娘の死後、震災孤児を慈しむ
  家康の生き残り作戦
  地震に救われた家康

 2.伏見地震が終わらせた秀吉の天下
  伏見城崩壊、多くの美女が圧死
  伏見城の耐震化
  上杉家・菊姫の怪力
  大仏に弓引く秀吉
  武将たちの本心、地震で露呈
  豊臣政権崩壊の引き金に

第二章 宝永地震が招いた津波と富士山噴火
 1.1707年の富士山噴火に学ぶ
  三保の松原への津波
  江戸の庶民が記録した半月間の降灰

 2.「岡本元朝日記」が伝える実態
  静岡を襲った宝永津波
  桶の水が知らせた江戸の揺れ
  余震が富士山噴火の引き金に?
  暗くなるほど降った火山灰

 3.高地種崎で被災した武士の証言
  寺田寅彦の原風景の地
  「山に入れ」の声で高台へ避難
  「孝」の重さ――幼い娘を捨て、老母を助ける
  低体温症の危険と投げない心
 4.全国を襲った宝永津波
  大阪は常に津波に襲われてきた
  大阪にきた五~六メートルの津波
  防波堤を作った藩主のリーダーシップ
 5.南海トラフはいつ動くのか
  大震災後に課せられた宿題
  四百年前の僧侶が残した防災情報

第三章 土砂崩れ・高潮と日本人
 1.土砂崩れからの逃れるために
  伊豆神津島、土砂崩れの前兆
  安政地震後の「山崩れ」
  「蛇落地」に建てられた団地
 2.高潮から逃れる江戸の知恵
  江戸を一変させた台風
  哀しき古文書――高潮に襲われ、子を突き流す
  台風は藩をも吹き飛ばした
  三百五十年受け継がれる「命山」
  陰陽師・安倍晴明が津波を封じた塚
  大都市の高潮被害は過去のものではない

第四章 災害が変えた幕末史
 1.「軍事大国」佐賀藩を生んだシーボルト台風
  佐賀藩を襲った「子の年の台風」
  史上最悪、五メートル超えの高潮
  巨大台風が招いた藩主交代
  少年藩士の財政再建
  西洋文明への目覚め
  「捨て足軽」という自爆部隊
 2.文政京都地震の教訓
  江戸時代の医師が残した地震知識
  文政京都地震を詠んだ和歌
  尋常でない加速度
  地震直後の仁孝天皇と三種の神器
 3.忍者で防災
  甲賀忍者が伝える「寅年大地震」
  伊賀上野地震で各地のため池が決壊
  ため池にも耐震診断が必要
  二人の儒者の教訓

第五章 津波から生きのびる知恵
 1.母が生きのびた徳島の津波
  私が防災史を研究する理由
  「高台へ」――曾祖父・平吉の決断
  一泊でも避難場所を確認すること
  赤ちゃんのため、抱っこ紐を枕元に
  五歳児は親子で避難訓練を
  極限状況での優しさ
  津波時の川は「三途の川」と心得よ
 2.地震の前兆をとらえよ
  井戸水が枯れたら津波がくる
  大地震の前兆をとらえる言い伝え
  ある満州帰りの男の被災
  引き潮がくる前に脱出図れ

第六章 東日本大震災の教訓
 1.南三陸町を歩いてわかったこと
  神社はなぜ流されなかったのか
  津波に弱いマツ林
  津波の砂泥に学ぼう
  「遠地津波」は何が危険か
 2.大船渡小に学ぶ
  チリ地震を知る校長の決断
  危険の直感こそが生存への道標
  「自分の命は自分で守る」
 3.村を救った、ある村長の記録
  昭和八年三陸大津波という地獄をみて
  消防士は「一に避難、二に救助」
  自然に逆らわぬ防災工事を
あとがき――古人の経験・叡智を生かそう

 自然災害というと関東大震災とか限られた災害しかイメージできないが、ここに出てくる日本国内そこら中で起きている事実、これらを知っておいて決して損はない。これを知っておけば想定外なんて事は出てこないのでは、、  富士山の噴火もたった300年前のこと。その時の様子も描かれていて、関東はこんなふうになるんだと、ある程度のイメージができる。 最近は台風による高潮等も気になる。 近年多発してるよ土砂崩れなども、喫緊の課題としてとらえられている。

 以下に本文から少し、関連したところを“”部、抜粋引用

“1917年(大正6年)10月1日、東京に最低気圧953ヘクトパスカル、最大風速40メートルの台風がきた。東京湾の潮位は海抜3.1メートルまでみるまに上がり、高潮が市街に流れ込み、約500人が溺死した。現代人の多くは忘れているが、築地はもちろん、木挽町(現在の銀座、歌舞伎座付近)までも水浸しになった。”

 “全国に「土砂災害警戒区域」は、二十万か所を超え、都道府県が選んだ「土砂災害危険箇所は五十二万五千三百七ヶ所あるというから他人ごとではない。私は古文書から大地震や大津波への警笛を鳴らしてきたが、「いまそこにある危機」としての土砂災害の歴史をみておくのは喫緊の課題だと痛切に感じている。土砂災害の歴史を知っておけば、本当に助かる命がある。”

 “歴史上の災害をみてきて、私がとくに着目するのは、同じ災害に遭っても、逃げ方は三者三様、千差万別なことだ。家族の性格や、生い立ち、価値観は如実に、避難に影響する。その逃げ方によって、生死がわかれている。”


 逃げ方、確かに関東大震災などでは皆の行く方に行って、結果的に被災してしまった事例がある。 特に群集心理が働く都会では、地下や繁華街などで、大衆に惑わされずに、自分独自の逃げ方を考えておく必要があるように思う。 また、できる限りリスクが大きい場所は日頃から避けるなどの行動も、地震など起きたら仕方がないという話もよく聞くが、確率論からもリスクの少ない行動を重ねていれば被災確率も下がるはずである。

 日本国中、あっちでもこっちでも、発生していた災害、そんなこんなで、この本、目を通しておくといつか多少は役に立つときがあるかも、、、





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最終更新日  2018年11月02日 11時03分43秒
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