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2025年08月06日
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カテゴリ: 本に親しむ
俵万智 著「生きる言葉」

初めて著者を知ったのは、もちろん サラダ記念日 が発売された時。なので38年前かな?

以来、親しみやすい作風に注目していたが、この度読みやすそうな本が出たので、これなら暑い夏でも読めるだろうと購入した。

以下、まずは目次

1「コミュ力」という教科はない

ヘレン・ケラーの「WATER」 絵本は生身のコミュニケーションツール 自然の中で「めいっぱい遊ぶ」 山奥の全寮制中学 過不足なく気持ちを伝える 言葉の力を鍛えてくれるもの 渋柿を甘くする知恵 スマホなしの中高時代 「みんな仲良く」と言われ続けて
【コラム】 10才のひとり旅

2 ダイアローグとモノローグ 4


【コラム】心の中の音楽を

3 気分のアガる表現

ラップも短歌も言葉のアート 夢中・得意・努力 息子との様々な言葉遊び 相手 へのリスペクト 日本語ラップの独自の土壌 句またがり的韻踏み 日本語をリズミカルにする魔法
【コラム】 川原繁人先生との出会い &

4 言葉が拒まれるとき

思いがけない反応 クソリプに学ぶ しゃべる家電たち
【コラム】詩が日常にある国

5 言い切りは優しくないのか

何でもハラスメント マルで終わる日本語 「曖昧表現が好き」という感覚 いろいろな「界隈」  言葉の輪郭を曖昧にする「も」
【コラム】流行語の難しさ

6 子どもの真っすぐな問いに答える


【コラム】賢い人って、どういう人?

7 恋する心の言語化、読者への意識

ヒコロヒー「黙って喋って」の魅力 塩梅が大事 どういう状況で読まれるか 言葉のマジック
【コラム】河野裕子の恋の歌

8 言葉がどう伝わるかを目撃するとき


【コラム】「夜の街」から生まれた「ホスト万葉集」

9 和歌ならではの凝縮力と喚起力

最重要のコミュニケーションツール 一生をかけての答え合わせ 「枕草子」にみる 美意識 「源氏物語」という装置 和泉式部、尋常でない言葉のセンス 「宿ってし まった歌」とは 道長の「あの一首」
【コラム】短歌の現場、言葉探しの旅 35

11 そこに「心」の種はあるか

1から100より0から1を 万智さんAI AIの優しさにグッときて やるじゃないか、AI 作品の価値を決めるもの
【コラム】非正規の翼

11 言葉は疑うに値する 20

「贅沢」を感じられる言葉遣い 谷川俊太郎さんのこと






以下""部は、本文から抜粋引用


"私の短歌の師である佐佐木幸綱は「歌会では、自分の投票した歌を、他 の人がどう読んだかに一番注目せよ」と常々言っている。それが最も勉強になり、「読む力」をつけられるのだと。人の歌を読めるようになれば、自分の歌を客観的に読むこ とができる。その力が推敲のとき非常に役に立つ。"

  →なるほど!





"若いホストの教育に力を入れている手塚さんは「お客様のちょっとした一言 から気持ちを汲み取る力、そして短い言葉で的確に伝えられる力」を養うもの て、短歌がうってつけだと考えた。 "

  →ちょっとした一言から汲み取るチカラ





"人と話すとき、SNSに何かを書きこむとき。何を言うかと同じくらい、何を言わな いかを考える。誰に向けての言葉なのかを意識する。発してしまう前に、一呼吸おいて確認したい。言葉が簡単に届けられる時代だから、なおさらである。"

  →何を言わないか! 確かにそうだなあ。ここが肝心!





"ふだんは歌人といえども、先に紹介した『枕草子』や『源氏物語』のほうの作法で歌 を詠んでいる。すなわち、現実世界から何を詠んで、何を詠まないかを選択し(枕草子 方式)、自分の人生から種を拾いつつも虚構を交えて構成(源氏物語方式)したりする。 そうこうしているうちに、ふいに和泉式部的な何かが降ってくるのを、あてにならない 天気予報のように待っているのだ。"

  →清少納言と紫式部と和泉式部の文体を端的に表しているようだ!



"「どういう時に短歌が生まれますか?」とは、よく受ける質問だ。あまりに聞かれ るので、答えはテンプレで用意してある。「あらゆる場面で、心が揺れた時ですね。 アッと思ったら立ち止まって、その揺れを観察する。そこから言葉探しの旅が始 ります」的な。 "

  →確かによく聞かれるのだろう。答えもテンプレで用意しているというように、当たり前のことなのだろう。でも、こうして言葉で読むと妙に納得してしまうし、わかりやすい表現だ。ここが肝かな🎵

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最終更新日  2025年11月04日 04時08分39秒
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