内なる自分との会話を続けるモブ。

影山茂夫？『車にはねられたのを覚えているか？　そして身体だけじゃ動けなくなった。　だから意思で動くしかない。』
影山茂夫？『このままアンタが壊れて消えれば・・・　もう僕は我慢しなくていい。』
なんか前半のこの会話を聞いていると、２人はどっちが偽物とか本物とかではなくて、
？？？％の黒い影山茂夫 はモブの 本能とか感情 で、
いつものモブ はモブの理性なんでしょうかね？
そう考えると彼らの会話がしっくりくるんですが。

本当の僕 ってキーワードが何度も出てきますけど、
何かをしたい本能や感情からくる衝動 と、
それを我慢する理性からくる気持ち 。
両方全部本当の自分だと思うんですよね～

漫画とかアニメのよくある台詞で、
自分が本能や感情の赴くままにやってしまったことを 「あれは本当の自分じゃない」 と言っているのも間違っていると思いますし、
自分の衝動的な欲求を理性で我慢している人に対して 「そんなのは本当のお前じゃないだろ」 と言っているのも違うと思うんです。

最後には両方のモブが、互いに互いを本物だと認め合える展開がくると良いですね。

影山茂夫に実態を奪われるモブ

ちょっとずつ崩れていく 普段のモブ と、
逆にだんだん形をなしていく ？？？％のモブ 。

これはどういうことなのか・・・
普段日常を過ごすモブの中身が入れ替わっていく・・・？

竜巻がコチラに向かってくるのを見つめるツボミちゃん。

竜巻があからさまにこちらに向かってくるのを見てもこの落ち着きよう・・・
ツボミちゃん大物過ぎる！！！

モブを待つツボミ

そしてモブが一生懸命だったから、
あんなに声が震えていたから という理由で
この状況で避難せずに待つツボミちゃん！！！

もはや狂気を感じる・・・！！！
いや、、信念というべきか！！
信念と狂気なんて、その人その人の主観によって言い方が変わるだけで同じものだと思いますしね。

ここまでの胆力があるツボミちゃん。
やっぱり強大な力を持つモブのヒロインとして相応しいのかも・・・？

竜巻の中心へと向かう霊幻と芹沢。
~~霊幻が芹沢の肩に捕まっていて、腐的な意味で素晴らしい光景ですね。~~

霊幻師匠『芹沢。それって特別なことか？』
霊幻師匠『ごく普通の中学生が・・・　たまたま大きな力を持っていて・・・
そいつは今思春期なんだと・・・・・・俺はそう思う！』
モブの内に秘めた凶暴性について指摘する芹沢に対して、霊幻師匠のこの言葉がいいですね。

恥ずかしながら経験談ではありますが、
自分の異常さ、特別さに苦しんでるときに、自分にない目線から、それを 「異常じゃない、普通のことだ」 って受け入れてもらえるのはすごく救われるものがあるんですよね。

ただ、自分で自分を特別不幸だと思いたい人にそういうことを言っても逆効果ですし、
実際本当にどうしようもなく特別な理由で苦しんでいる人もいますから、一概にそう受け入れてあげればいいというものでもありませんが。。。

実際モブも、
その攻撃的な衝動自体は思春期なら誰もが持ち合わせているものだと思いますが、
その攻撃的な衝動ゆえ、何千何万もの人や建物を破壊してしまう苦しみ はモブにしかわかり得ないことですからね。
モブがそれに対して今後どうやって折り合いをつけていくのか・・・気になります。

それでも先に進む霊幻と、それを見つめる芹沢

相当強力な超能力者でもある芹沢でさえ辿り着けない竜巻の中心。

そんな状況で無能力者でありながら芹沢を先に返し、１人で中心部へ向かおうとする霊幻。
格好良過ぎませんか！！？

たとえ無謀なことだとしても、
大人として、師匠として、モブを止めようとしているのでしょう。

そしてそれを見つめる芹沢の心中やいかに・・・！！？

待て次回！！