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【中古】 橋ものがたり 新潮文庫/藤沢周平(著者) 【中古】afb
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藤沢周平の作品を求めに書店に出かけた。
何にしようか迷ったが、「橋ものがたり」というタイトルに惹かれ購入した。
1、2編読んで、この作品は前に読んだことがある、と思った。
全部は読んでいないのかもしれないが、確かに何編か読んでいる。
登場人物は職人であったり商人であったりさまざまだが、共通しているのは、それぞれの登場人物の生い立ち、過去、身の上に何かしら他人には知られたくないことが秘められているということである。
しかし彼らは、 慎ましやかな幸せを求め、困難を乗り越えていく
。
ハッピーエンドの展開は、 安心して読み進めることができる
。
それにしても人間には実に多くの物語があるものだな、と思う。
ここに出てくる人間は多くのことを望んでいるわけではない、小さな屋根の下で慎ましく暮らす。
この物語が書かれた昭和50年代は、日本の国が成長に次ぐ成長を重ね、物質的な豊かさから精神的な豊かさへシフトし出した頃かと思う。
その当時は、日本人が忘れてきたものを思い出させる、そんな作品だったのではなかったのか……?
現在の日本は、また違った意味で厳しく苦しい時代である。
癒されるというよりも夢のような作品と言っておいた方がいいような感をもっている。
2008-01-03
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