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カテゴリ: 本
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言うまでもないことだが、読書とは、作品世界と自己との間を行ったり来たりする作業に他ならない。

書いてあることから登場人物の内面を探り、自分と重ね合わせ比較し、相違点を見いだしたり共感したりしながら、自分自身を見つめていく。

読んでいるうちに、10代、20代、30代の頃の自分を思い返し、その時々に関わっていた人々のことを思い出したりもした。

作者の吟味された言葉は、普遍的なものに仕上がっており、おそらく多くの読者がその言葉を自分の人生に置き換えて思いを巡らしているのだろう。

今回の作品は性的描写が比較的少なく、自分としては非常に読みやすかった。

「駅」に視点を当て、そこに役割を与えて進んでいく構成がいい。

作品に出てくる場面、状況、人物の一つ一つに意味がある。

フィンランドで道案内してくれた老人にも(老人は一回しか登場していないが、後に短く回想される)。

そんなところにも小説作法を感じる。

さあ、次へ進もう。

2013-05-19​





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最終更新日  2019.09.29 11:30:43
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