王様の驢馬耳袋
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ああ、もうすっかり放置状態のこのブログでした。それなのにぼちぼちと訪問者があるのは何故?ま、とりあえひっさしぶりに書いてみますです。去年の秋の暮れ、某世界的ネット書店でとある洋書を見つけ、思わず注文いたしましたところ、これがいつまでたっても届く気配もなく、一度配送期限の延期を知らせるメールをいただきましたが、その延長期限もいよいよ迫って参りまして、このたび「誠に申し訳ございませんが、大変残念なご報告があります。お客様のご注文内容のうち、以下の商品については入手できないことが判明いたしました」といふメールを再び受け取ることと相成った次第にございます。その洋書とは、Samuel Bernstein (著) "Auguste Blanqui and the Art of Insurrection"調べてみたところ、なんとまあ70年代に出た本で、すでに30年以上の時間も流れているとのことですから、これが某社のサイトに掲載されているということ自体が、非常に稀有なことでもあります上に、正直申しまして、このような本が英語圏で出ているということそのものも私には言い表しがたい驚きでありました。日本名を詰めるならば「オーギュスト・ブランキと反逆の美学」といったところでございましょうか。ブランキといえば、知る人ぞ知る、といいますか、はっきり言って日本ではごく限られた種類の人間しか知らないであろう19世紀フランスで活躍した革命家でございます。たんなる市民革命でもなく、そこらの共産主義ということでもなく、いわば無政府主義の走りともいえる思想でございますが、無政府主義というのはただ権力を否定して無軌道野放図に走るというものではなく、統治する機関を必要としないほどに成熟した社会を再校の到達点とするものであります。はっきり申しまして、ブランキの書いた本もいくつかあるのですが、そのほとんどが英語では紹介されておりません状態ですから、こんなものが英語で読めるとは思ってもいなかったわけではありますが、やはりそれもこれもかなわぬ夢として、費えてしまったことは残念至極に存じます。しかしまあ、何といいましても一度膨らんでしまった期待、どなたかこの本をお持ちの方はいらっしゃらないのでしょうか?
2006年02月05日
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