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2005.07.23
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カテゴリ: 色々思った事
仕事していてフっと思いました。

テクノの「美」とは、例えばクラフトワークの最新のライヴのような、「メタ・ミニマリズム」なのではないかと。
機材も最小、照明も最低限の変化、パフォーマンスも無し・・・・そう、「何もしない事の美」なのでは?と。

そしてそれは日本の伝統文化に近似性が見出せるんじゃないか?

華道。
一見花を飾っているだけに見えるあのスタティックさの中に隠された無限の宇宙観。
茶道。
最小限の動作、最小限の変化で、季節を演出し客をもてなす精神。
石庭。

合気道。
何もしないで相手を投げ飛ばすダイナミズム。
能。
全てを表現するために極限まで削り取ったミニマムな演劇。

何もしない、何も無い・・・だからこそ、そこにあらゆることが表現できる。

人々がノリの無いスクエアなリズムを手に入れた時、そこに音楽の全ての可能性が開けたんじゃないかと思います。
ノリ、グルーヴというのはつまり、「身体」ひいては「民族性」な訳で、グルーヴのあるリズムは、常に「どこかに所属している」、その署名なようなものなのです。
リズムマシンのスクエアなリズムは、その「所属性」を取り払い、ただそこに存在するだけの「真っ白な空間」を作り出す事になり、そこに自由に様々な線を描く事が可能になったのです。
何も無い空間に全てを描き出す能舞台のようなものです。
しかし、能舞台がそうであるように、リズムマシンのリズムの上に様々な、そして魅力的な画を描くために、「イマジネーションの強度」がそれまでより大きな役割を担わされるようになったのも事実です。
単なるむき出しのオシレーターの音に広大な宇宙を感じ、ノイズの呟きに生体の声を聴くのは、ラヴソングを聴いて共感するのと同じようにはいかないのです。

この点も実は日本の伝統文化と似通っていて興味深いです。
それらを鑑賞するにはある程度の「勉強」が必要なんですね。
テクノも現代音楽や電子音楽等を一度経過した方が、より深く理解出来るんですから。
ま、そこら辺が他のジャンルの人から見れば「とっつきにくい音楽」だとか「ヲタクっぽい音楽」と思われる原因のひとつなんでしょうけど、これまた、そこが日本の伝統文化と近い部分でもあるんですねぇ・・・。




等と思いつつ・・・・。





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Last updated  2005.07.24 08:53:58
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