KANONの徒然日記

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2012.01.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類


評判とか、宣伝とか見て、
相当おどろおどろしいものを想像していたのだけど、
思ったよりも、あっさり見れた。


ストーリーは、日中戦争から戻ってきた久蔵(大西信満)は
四肢(両手足)を失い、耳も聞こえず声も出せない姿だった。
そんな久蔵は軍神さまと祭り上げられ、
軍神の妻として久藏の世話をしようとするシゲ子(寺島しのぶ)の話。

戦場に赴く前、横暴だったり、中国では女性を暴行した久蔵。

戦場へ送り出した家族の願いではあるけれど、
実際、軍神とあがめられても、生きていく、支えていく家族は?
(この場合、夫婦二人の生活)
久蔵は人間の真の姿。
食欲、睡眠欲、性欲…だけで生きている久蔵。
表向きには献身的にささせる妻シゲ子だけど、
密室である家庭の中では、立場が逆転してく。
野良仕事にでかけるシゲ子は、リヤカーに乗せて久蔵を連れて行く。
すれ違えば、人々は「軍神様」と奉るけれど、
実際は、見世物以外の何者でもない屈辱だと思う。
良妻として振る舞い、そう思われることで、シゲ子も





寺島しのぶは、今回もすごかった。
彼女って、何であんなに生々しいのだろう?

TOKYO

のときも、いやらしさ…というより、
なんか、生々しくって、主演の黒木瞳×岡田くんよりも、



一つ一つの演技が演技じゃないようだった。
特にクライマックスは、二人とも演じてる…とは感じなかったし、
一発撮りの若松監督らしく、一発で撮ったらしい。
実際は映画なんだから、周りにスタッフさんがたくさんいるだろう中で、
あの迫真の存在感は、すごいなぁ…って思った。

ところどころ差し込まれる、歴史フィルムは
私は効果的に感じた。
突然感は否めなかったけど、アリだと感じた。
「教科書に載らない歴史を伝えたい」監督の言葉通り、
漠然とは知っていても、見たことの無いタイプの歴史フィルムだったし、
負傷して帰ってくる兵隊さんは理解していたけれど、
よく考えれば戦争なんだもの、久蔵ももしかしたら
珍しくないのかもしれない。
命はあってよかった…では無いのだ。


戦争は終わり、天地が逆転する。
突然戦争犯罪人となり、
正義が正義じゃなくなる。
もう、すでに意味は無かったかもしれないけど、
軍神という勲章さえもが、
もう、久蔵を支えることは無い。



一番心が震えたのは、「死んだ女の子」という最後の歌。
歌うのは、元ちとせ。
文字に起こしたものを自分で読むよりも、
彼女の歌声で聞く方が、数倍心にしみた。

こちらも、確かに唐突感は否めないのだけど、
すべては戦争なんだ…
理屈抜きの、ほんの一部ですが、
これが戦争ってもんですよ…と、
いろんな角度から、それでも一部なんだけど、
教科書には載らない戦争を見せてもらった気がした。


性描写が時間にすると案外多いのだけど、
ピンク映画を多く手がけた若松監督だからこその演出?
きれいごとでもなかったし、
中途半端に描かれてもいなかったのが良かった。
いや、でもとにかく寺島しのぶがすごいのだ。


こう、寺島しのぶや染谷将太くんを見てしまうと、
ドラマとかで演技力の無い若手が目に付いて仕方ない…

1話目を見てshionが気に入ったので、
ハングリーを見ているけど、
瀧本美織や向井理(キャラクターにあってない気が…)とか、
メインどころですら、ちょっと見ていて気が散ってしまう…笑


それに比べて、ぱっと思い出したのが…
平清盛での伊藤四郎(鳥羽上皇)は見ていて安心する。
竜馬伝の近藤正臣(山内容堂)とか、田中泯(吉田東洋) 
ベテランは違うね。


話はそれたけど、まとめられそうに無いのでこれにて。















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Last updated  2012.01.25 01:51:58 コメントを書く


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