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2010年12月14日
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カテゴリ: 原油価格高騰

 13日のNYMEX/WTIは、中国の利上げ見送り、OPECの減産維持を主因として、82セント高のバレル当り88.61ドルになった。と、いつもの通り一般的解説を紹介して、いつもの通りやれやれと思っている。

 昨晩の88.94ドル、それに一時付けた89.49ドルからは下げたとは言え、未だに馬鹿高い水準で、高い理由も何もあったのものではない。要は、株高、対ユーロドル安の二大金融要因の動きと言えばよいだけのことだ。

 OPECは需給がバランスしているのだから、何もすることはないと嘯いている。そのまま受け止めれば、需給要因は皆無ということだ。 OPECと投機家の思惑が完全に一致した状態だ。

  北海ブレントは、91.19ドルになった。ひどいもんだ。それでも、WTIと一緒で昨晩の91.86ドルよりは下がった。イギリスのガソリン小売価格は終に史上最高値を塗り替えたということだ。そうだろうと思う。

 それもこれもニューエコノミーとか言って頑張ったシティのバンカーのせいだ。 経済社会に対する負担などは全く考えない。イギリスでは学生達が授業料値上げに腹を立ててデモを行った。

 その内、08年同様、また、運送業者などのデモも始まるのではないか。今度は矛先がどこに向かうのか?政府、シティのバンカー、それは彼等の認識次第だ。

 因みに、金は昨晩の1393.3ドルから更に上がって、13.10ドル高の1398ドルになった。1400ドル回復へとまた更に一歩近づいた。まあ、金は一部の富裕層のことだから良いけどね。

 そう、こういうところで儲けてよ。本当に困っちゃうんだから。

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最終更新日  2010年12月14日 12時00分00秒 コメントを書く


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