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11日の原油価格(終値)は、ヨーロッパ株の低下、アメリカ株の上昇の狭間の中で大幅に低下した 。ドルが相変わらず対ユーロで強いこと、アメリカの原油在庫が大幅に増加したことも効いたようだが、それにしては高いままだ。100ドル割れでもおかしくは無かった。
下げ止まったのは、イラン問題がジオポリ(地政学的)要因として残っていることも効いているのだろう。そのイランは大統領があのベネズエラのチャべス大統領を訪問して協力を要請したとのことだ。
孤立感を深めたイラン大統領は、必死なのだろうが、核開発問題は圧倒的にイランが悪い。その打開策をこんな形で解決しようとするのは誤りだ。OPEC内強硬派、似た者同士が何を言っても誰も耳を傾けない。
消費国政府は毅然たる態度で、イランに接するべきだ。核兵器をこれ以上世界に拡散させることは許せない。イランが核兵器製造を黙認されれば、次から次へと核兵器製造が広がって行くことだろう。
広島、長崎を経験し、更に今回は未曾有の原発事故まで経験した日本は、核開発については特に毅然たる態度をとるべきだし、それをどの国も理解してくれるだろう。
さて 、11日の WTI(終値)は、1.37ドル安のバレル当り100.87ドルになった。100ドル割れには相当に距離を残した。100ドル割れを死守していた投機筋はホッとしていることだろう。
しかも、その後、上昇しているのだから、尚更だ。100ドル割れしなかった意義は大きい。ホルムズ閉鎖で150ドル、200ドルと期待しているのに、100ドル割れとなり発射台が下がったのでは100ドル台乗せで終わっています可能性も出てしまう。
投機筋は懸命だ。 投機のブレントも下げたが、その下げ幅はWTIより小さかった。1.04ドル安の112.24ドルに止まった。112ドル台とは異様な高さだ。WTIとの逆値差は11.37ドルと広がった。
金は僅かながら更に上げた。8.1ドル高のオンス当り1639.6ドルとなった。最高値は1648ドルだ。こちらも僅かな上げだった。ジリジリと上げてはいるが、2000ドルを目指していた昨年の一時期ほどの勢いは無い。
12日正午過ぎ現在では、WTIが47セント高の101.34ドル、ブレントが103.01ドルとなっている 。因みに金は4.5ドル高の1644.1ドルへと上昇している。
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