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2010.01.20
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カテゴリ: 秋田
 故郷は18年間暮らした夕張である。札幌で浪人予備校生活1年、相模原市淵野辺で4年の大学生活、そして、秋田で勤務して30年、ありゃりゃ、完全に秋田県人である。
 秋田に来た昭和54年、私の言葉は極めて不安定な状態だった。4年間の相模原生活で、微妙にシティナイズされた北海道弁で秋田の県南、大曲市に乗り込んだのだ。両親が北秋田出身なので、ヒアリングはほぼ大丈夫だった。しかし、県南の単語にわからないものがあり、職場の電話応答では苦労した。例を挙げると、
「きゃんど」(道の意味で、街道からきたものと思われる)
「えんこ」(犬の意味で、犬っこからきたものと思われる)
 年配の女性からの電話で「えの前のきゃんどに、えんこいで、どでんしたども、おっかねしておっかねして、どもならねでば」=「家の前の道に犬がいて、驚いたけど、怖くて怖くて、どうにもならない」
 分からなかったので、受話器の前で愛想笑いを繰り返すばかりの、23歳の私だった。見かねた上司が電話を引き継ぎ、「つかえねーな」という顔で私を睨んだ。





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最終更新日  2012.11.15 22:40:54
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