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2011.10.06
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 独身寮の部屋には、小さなちゃぶ台が一つある。一つだから、ここで晩飯を食べ、ここに仕事で身に付けていたモノも置く。だから、醤油や七味なんかと、キーホルダーや名刺入れなんかも雑然と置かれていることになる。悲劇は、めざまし星占いで、ふたご座が最悪だった日の深夜に起こった。トイレに起きた時に、何か「カタン」と音がしたのだが、気にもとめずに布団にもぐりこんだ。朝、目覚めると、部屋中に香ばしい醤油の香り。ちゃぶ台の上の醤油がひっくり返り、ちゃぶ台上に醤油たまりができていた。キーホルダや腕時計は水洗いでなんとかなったが、革製の名刺入れは悲惨だった。案外いい革だったのか、もうたっぷり醤油に漬かって、そのまま煮込めば食えそうな状態になっていた。中の名刺は、ぬれ煎餅状態である。けっして悪臭ではないが、とにかく醤油くさい。お湯に浸してしぼったものの、臭いは抜けない。もう、名刺入れとしての再起はあきらめたのだが、ただ今、部屋で乾燥中。その部屋も、まだ醤油の香りが充満している。





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最終更新日  2011.10.06 23:00:35 コメントを書く


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