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2008年11月27日
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カテゴリ: アニメ
私こと上条当麻は生き倒れの巫女さん(自称魔法使い)と出会ってしまう


「これは、ただの死体だよ…恐らくローマ聖教の十三騎士団だろう。この様子じゃ全滅みたいだね」
「どうして?」
「ここは戦場だ。死体の一つ二つ転がったいたって何の不思議がある」
「何で誰も騒ぎ立てないんだ?」
上条の前を通り過ぎる塾生。血濡れの床を平気で横切る
「何だ?今の…」
「表と裏だね、ここは…コインの表の住人である生徒達はコインの裏の住人僕たち外敵に気づく事が出来ない。僕たちも彼らに一切干渉する事は出来ない」

「無駄だよ。魔術の核を潰さない限り、この結界を破る事は出来ない。核そのものは結界の外に置いてあるんだろうけどね」
十字を切るステイル「戦う理由が増えたみたいだ」

階段を進む二人
エレベーターに乗って行っても…と上条
コインの裏にいてはコインの表にあるボタンを押す事は出来ないとステイル
「電話はどうなるんだろう?コインの裏から電話してコインの表に通じるのかなあ?と」
「試してみればいい」
試す上条
「ひゃい!こちら、あのお、インデックス・ライブロ…じゃない!上条です!あの、はい」
「お前、電話に出るのって初めてか?」
「はいって、この声、当麻だ。当麻、態々電話なんて大袈裟で仰々しくて面倒臭くって心臓に悪いもの何か使ってどうしたの?」

「冷蔵庫の中にラザニアが二つあったけど、もしかして…」
「食ったんかい!」
「冷蔵庫の中にプリンがあったけど…」
「何~!まさか、食ったんかい?食ったんだな!食ったんだろう!!って、まあいい。とにかく電話が繋がるなら良いんだ。切るぞ…ああ、そうそう電話って1分話すと1日寿命が減るらしいぞ」
「ひゃあ~」

ステイルに気づき「何だよ?」
「別に。ただ、少し緊張感に欠けると思ってね。ここは戦場だというのに、暢気に女の子なんかと会話しちゃって…その慢心が己の身を滅ぼすなら構わないというか僕としては万々歳だけど、こっちの足まで引っ張ってもらっちゃ困る」
「妬いてるの?」
「間違うなよ。恋愛対象としてあの子を見ている訳ではない。君だって知ってるだろう?あの子は今まで一年周期で全ての記憶を消さねば生きていけない体だった。今君のいる位置には嘗て様々な人がいた。父親や兄弟や親友や先生。皆様々な者になろうとしたんだ。嘗て僕は失敗し、そして君は成功した。それだけさ。僕らの違いはたったそれだけだよ」
堪える様にステイル
上条も(そうさ。インデックスを助けたのは今の俺じゃない。インデックスが求めているのは…記憶を失う前の俺なんだ)

生徒達で賑わう学食
一見、いたって普通。教祖の顔写真もない。危険度は低そうだが…
二人を見つめる…
「拙いかな?」
「呆けるなよ。コインの表の住人にコインの裏の僕らが見える筈がない」
唱え始める生徒達

 飛天の翼は輝く光
 輝く光は罪を暴く純白
 純白は浄化の証
 証は行動の結果
 結果は未来
 未来は時間。時間は…

「自動の警報か…本来コインの表にいる筈の生徒達をコインの裏に立たせているんだろう」

「…は罪。罪は人…飛天の翼により己の罪を暴き内から弾け飛ぶべし」
生徒達の額から浮かび出る光
「イマジンブレイカー。君の出番だ!」逃げるステイル
「おい!ったく」
生徒達全員が…逃げ出す上条
二人を光の玉が追う

「おい逃げるな!その右手は、ドラゴンブレスの一撃も防いだんだぞ!なのに無防備な背中を見せるだなんてどうかしてるぞ」
「人を盾にしといてよく言うぜ!と言うか絶望的だ!あんなの右手一つで対処できるか?」
「しかしレプリカとはいえグレゴリオの聖歌隊を作りだすなんて…」

グレゴリオの聖歌隊は本来3333人の修道士を聖堂に配しその祈りを集める大魔術。
まともにやって勝てる筈無え!と言う上条だが
グレゴリオの聖歌隊は大勢の人間を同時に操らなければ成功しない

「シンクロの鍵となるものを破壊すれば…」
階段を降りるが下からも光の玉が。挟まれた?
一つ秘策があると言うステイル。さっさと使え!と上条
「そうかい!」笑って押すステイル。
落ちそうになりながら階段を降りる上条
「何すんだ!手前」
「バッドラック!スケアクロウ」去るステイル

光の玉から逃げる上条。阻む女生徒
「罪を罰するは炎。炎を司るは煉獄。煉獄は罪人を焼くために作られし神が認める唯一の暴力」
女生徒の額が光り、頬に切り傷が!切り傷は全身に…無表情のまま続ける生徒
「暴力は死の肯定。肯定は認識。認識は…」
「止めろ!自分の体がやばくなってる事くらい分かってんだろう?」
「自己の内面と世界の外面を繋げ…」
何かが弾けた様に倒れ、慌てて抱きとめる上条
光の玉が渦巻き襲いかかる
身構える上条だが、光の玉に戻り、床に吸い込まれていく
姫神登場

壁に炎を放つステイル
(それにしてもあの錬金術師も歪んだものだ。血路とは他人ではなく己を切り開いて作るものだろうに…)
床には沢山の生徒達が…
「自然。グレゴリオレプリカを使えばどこに潜んでいようが核の元まで誘き出せるとは思っていた。当然。侵入者は二人だった筈だが?現前。貴様の使い魔がグレゴリオレプリカに呑まれたか」
「生憎あれは想像以上にしぶといんでね。それで?僕を招き寄せるとはどういうつもりなんだ?錬金術師アウレオルス=イザード」

生徒を横たえ
「手当てすれば平気…皮膚を剥がされて毛細血管が傷ついてるだけ。動脈を切られたらこれでは済まない」姫神
「お前医者でもないのに」
「血の流れについては私は人より詳しい。手伝って」
頬を赤らめる上条
服を脱がす姫神
慌てて眼を覆う上条だが
「うろたえない。怪我人に失礼」

猫と湯船に浸かるインデックス
「ねえ、スフィンクス。当麻は何処に行ったんだろう?」
上条からの電話を思い出すインデックス
「何か変。当麻がプリンを勝手に食べられてまあいいで済ませる筈はないんだよ」
「ニャー!」
猫を抱え出かけるインデックス。廊下にはステイルが張り巡らせた
「ルーンの刻印!?」

裁縫道具を仕舞う姫神
「取り敢えずお終い」
驚く上条
「もしかして無免許の名医さんとか?」
「医者じゃない…私魔法使い」
「えっと…どの辺が魔法使い?」
「それなら持ってる」
袷がはだけるのも構わず内側から何かを取り出す姫神。赤くなり顔を背ける上条
「これ。魔法のステッキ!」
ビリビリ電気が走る
「警棒じゃないか!」
振り下ろし
「新素材!」
「ふざけんな!あ!救急車呼ばねえと」
「それは良い!」
「他人事みたいに言ってんじゃねえよ。お前だって帰るんだから」
不思議そうな姫神
「こんな所に閉じ込められて無えで、外に出ようぜ」
「私にも目的がある。ここから抜け出す事ではなく、ここでなければ出来ない目的。違う…錬金術師がいなければ不可能な目的と言うのが正解」
「仲間だったら監禁して立て篭もったりしねえだろ?」
「それはアウレオルスに乗っ取られる前。私が外へ出ないのは必要性を感じないだけ。不用意に出ればあれを呼び寄せるから」
「じゃあお前吸血鬼ってのに気づかれたくないからこんな所にずっと隠れてるって言うのか?」
「吸血鬼どんな生き物だか知ってる?」
詰まる上条
「変わらない。私達と何も変わらない。誰かのために笑い、行動できる。そんな人達。私の血は甘い匂いでそんな人達を招き寄せる。招き、集め、殺す。理由はない。ただ一度の例外もなく、殺し尽してしまう。学園都市は力を扱う場所だからその秘密も分かると思ってた。秘密がわかれば取り除く方法もあると…だけどそんなものはどこにもなかった。私はもう殺したくない。誰かを殺すぐらいなら、私は自分を殺してみせると決めたから」
「一つ聞かせてくれ。吸血鬼を呼びたくないってんなら、何で外で食い倒れたりしてたんだ?」
「簡単。アウレオルスが私を必要とするのは吸血鬼が欲しいから。私が結界の内にいては吸血鬼を招く事は出来ない」
「けど、それじゃあお前の目的と正反対じゃねえか」
「アウレオルスは約束した。吸血鬼を絶対傷つけないって。アウレオルスは言った。助けたい人がいるって。吸血鬼の力が必要だって。だから約束した。殺すためでなく、助けるためにこの力を使うって」
「そんなのダメだ。もしそいつがお前の言う通りの人間だとしたらこれ以上間違えさせる事なんて出来ない。このまま進ませちまったら本当に取り返しのつかない事になっちまう」
「必然。私の事が取り返しのつかない事と語るか?」錬金術師登場
「完全。仔細ない。直ぐそちらへ向かおう」いきなり上条の目の前
「当然。疑問は湧いて出るだろうが答える義務なし」
「手前!」拳を振るう上条だが
「これ以上貴様はこちらへ来るな!」
空振り触れもしない
「何で?」
「憮然。詰まらんな、少年。受け取れ!」
「待って!」庇う姫神
「バカ野郎!」と上条
(ディープブラッドは吸血鬼を殺せるほどの力。なら…)
「ふん。結局、最後の最後に貴様はディープブラッドに縋り頼り願った。そこに私と何の違いがある?」
「そんな事はない!この人はディープブラッドの意味を知らなかった。ここまで来たのは今日顔を合わせただけの他人を助けるため。アウレオルス=イザード、あなたの目的は何?ただの一般人を殺して満足する事があなたの目的?そんなつまらない事が目的だと言うなら私はもう降りる。私にも舌を噛む、自らの命を絶つ選択権はある」
「必然。こんな所へ時間を割く余裕はなし。少年、案ずるな。殺しはしない」
自らの首に針を刺し
「ここで起きたことは全て忘れろ!」

塾に訪れるインデックス
「ここか…当麻の部屋の廊に送られてる魔力がぷっつり途切れてる」

気づくと公園のブランコにいる上条
「ここは?」
「君がいるという事は日本には違いないだろう」隣にステイル
「何か重要な事を忘れている様な…違うかい?」
頷く上条
思い出す必要もない程度の事なんだろうとステイル
そうなのか?と頭に右手をやる上条
ハッと三沢塾での出来事を思い出す
「お前の疑問をさっくり解消させるお呪いを教えてやる」
「東洋の呪いは神裂の専門なんだ。彼女に聞くよ」
「良いから。目をつむって舌を出せ。べーって」
不可解な顔をしつつも舌を出すステイル
「よくも人様を囮に使って逃げ延びやがったな!」
右拳でステイルを殴り飛ばす

見上げるインデックス
「内に入り込んだ敵を逃がさないための結界が張られてる」建物の中
「久しいな」
「誰?」
「覚えておらんか…必然。アウレオルス=イザードと言う名にも聞き覚えはあるまい。今。それでこそ僥倖と呼ばねばならぬか。眠れ」
倒れるインデックス

塾の前には鎧
「あいつら、入口にいた」
「十三騎士団の生き残りか…」
「攻撃を開始する!」剣を抜く鎧
「グレゴリオ・クワイヤ…正真正銘のグレゴリオの聖歌隊だよ」
「けどお前、グレゴリオの何とかには大人数が必要だって…」
「今頃バチカン大聖堂では3333人の信徒が祈りを捧げているんだろうさ」
「ヨハネ黙示録第8章第7節より抜粋。第一の御使い。その手にも滅びの管楽器の音色を再現せよ!」
高らかなラッパの音
「あいつら何する気だ?」
「聖呪爆撃」
「爆撃?あの中には姫神が…無関係な生徒たちだって」
上空に雲が渦巻き…突然落雷!ガラス飛散。揺らぐビル
「崩れるぞ!」
崩壊…だが
「巻き戻ってる?」
「アルス=マグナ…あれが僕らの敵、アウレオルスの本当の実力」
元通りの建物
「ニャー!」
インデックスのフードを被った猫が…
「スフィンクス!まさかこれ、インデックスの?」

アウレオルスに抱えられ眠るインデックス



インデックスを狙って交錯する様々な確執
運命に抗う錬金術師が牙を剥いたその時
三沢塾に咆哮が響く

次回、「ディープブラッド」






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最終更新日  2008年11月27日 23時56分47秒
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