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杜を抜け、開けた視界の先は湿地帯となっていた。
船着場のように板が渡され、水鳥公園の案内版なども置かれている。暖かい陽気に包まれた、そこはまったくの別世界のような気がした。
後で調べたところによると、粟嶋神社は、どうやら本殿が北向きに造られているという。
道理で写真を撮ると逆光になる。と、いう事は、まっすぐ裏に抜けて降りてきたこの場所は南向き。
『へえ~。』
前もってリサーチしておいたサイトの景色がそこにあるのだが、まったくもって印象が違う。
『静の岩屋(しずのいわや)って、こんな感じなの?』
赤い鳥居が立てられた岩の穴場を覗き込み、暫く呆けた状態で立っていた。おどろおどろしく、不気味に口を開けているはずの岩穴は、しおらしくこじんまりと鳥居の後ろにひかえていた。

沖縄で、トト子さんに頂いた緑のゴザを敷く。その前に、持参した米、塩、水、酒、菓子をより分けて並べる。
鳥居の中に入らなかったのは、何故だか違う空気を感じたから。稲荷の赤い鳥居にトラウマでもあるのか、気分的にくぐれない。朱は、魔よけの意味があるそうだが、ひょっとすてσ( ̄ ̄;)←魔?
しかし、手を合わせてみると、鳥居の外からでも充分だった。ぼやぼや~っと、合わせた手の辺りから暖かくなってくる。岩穴、と聞いて湿ったかび臭い印象を持ち合わせていたのだが、なぜだか、肩の辺りから力が抜けてリラックスできる。
『そうか、手を合わせるときは、念を込めるんじゃなく、受け取る感じ。。。』
上の拝殿とはまた違うエネルギーだ。ここには何がいらっしゃるんだろう。。。
随分長い間手を合わせていたが、(-人-)ヴィーさんは隣で付き合っていたらしく、
『暖かいですね~^▽^*』
と嬉しそうに言った。
せっかくだからと席を譲る。そうしてすかさずパチリ![]()
ご本尊にカメラを向けるのはよくない、ということで、穴の正面を押さえることはやめておいた。これだけのパワーを感じる場所だ。不躾な振る舞いをして携帯が壊れでもしたら…クワバラクワバラ
右手の小さな祠には、後で調べた結果、石が祀ってあるそうなのだが、今回は手を合わせていない。次来るときはもっとちゃんと調べてこよう。
水と酒を地面にまき、塩は土を殺すのでもって帰る。米は鳥のえさになると思い、板張りの道を渡って一面にまいておいた。
問題は菓子。。。子鬼達用のつもりだったがどうしよう。おまけにチョコレート菓子なのでこんな陽気に置きっぱなしなんてできない。
まあ、カミサマが分けてくれるでしょ。ちゃんとお願いしとくからな(^^;)
そそくさと片付けると、ぐるりと杜を回り、たぶん先ほど上がった階段があると思しき方向を目指す。
殆ど地図、時計見ない人→(--)
ところどころに立て札が立ってあり、どうやら正面からの順路を逆順に辿っているようだった。
ああ、ふつーの人は裏山をくだらないのね(^^;)←ノーマルじゃないヒト。
途中、はた、と気がつき、写メを久遠さんに送ってみる。
『静の岩屋に来ています。』
のんびり歩きながら送信。。。
『ああ、今日はホント来てよかった~>▽<』
ヴィーさんは気がつけば、山登りには適さない靴を履いていた。(^^;)あら、ごめんなさいね。
『誘ってくださってありがとうございますぅ。いつもはもっとパンパンって手を合わせるだけなんで、こんなパワーを感じるお参りの仕方は初めて~>▽<』
ふふ。テンションあがるっしょ?(^-^)
『ホントに今日はいい天気~!あの原っぱで踊りたい気分ですぅ
大きな瞳をキョロッキョロッさせながら、ヴィーさんが手を大きく広げポーズをとる。彼女はヨガのインストラクター件、コンテンポラリーダンサー。。。
テンション上がり気味な彼女なら、踊っちまうかもしれんな。。。( ̄▽ ̄;)
『どうせなら、湿地の真ん中で、闇夜にかがり火焚いて舞うってなどうです?太鼓ドンどこ打ち鳴らして…』( ̄▽ ̄)←結局、嫌いじゃない。
水鳥公園の職員が聞いたらマークされそうな会話をしながら、さくさくと草を踏み分け進んでいくと、久遠さんからの返信。
『 卵みたいな石ないすか?』
。。。。( ̄□ ̄;)た、たまごみたいないし?!
結局、この後、散策はふりだしへと戻ることとなった。。。
つづく。
呼ばれてとびでて、ジャジャジャジャン! 2007.05.09 コメント(2)