2006年03月16日
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ES細胞についての役割だけを追いかけても、その背景となる問題点は
あまり理解ができません。

そこで、ES細胞の研究に関心が向く前の背景を追いかけてみようと思います。

【胎児組織】

再生医療という分野があります。
機能を失った組織を、移植によって、再生させようという医療分野です。
今年のImidasによると、世界で50兆円規模の市場が見込まれていると紹介されている。

しかし、ヒトの健康を研究するのに、最も効率的な手法は、
ヒトの細胞(組織)を扱うことにあるということが、


特に、胎児の細胞(組織)は、細胞分裂、細胞増殖、細胞分化において、
成人の身体をつくる細胞よりはるかに大きな潜在能力を有している。

以上のことから、胎児組織の研究は、医学的・経済的な側面において、
需要の大きい分野となっているのである。

倫理的側面を配慮してか、胎児組織の売買は、基本的には禁止されている。
しかし、合法的な供給のシステムは構築されていて、実際には、法的規制は回避できる状態になっている。

また、死産・流産による胎児組織だけでは、需要を満たすことができず、
それら以上に、中絶胎児の組織が研究試料として、重宝されているのである。
しかし、倫理的規制を求める声が上がることは容易に想定できることもあり、
その胎児組織の流通システムの実態は、あまりよくわかっていない。

細胞は分裂とともに【分化】される。

分化された細胞は、その役割以外の組織には適応できない。
つまり、胎児細胞は、まだ分化されていない細胞が多いため、
その適用範囲が広く、どんな細胞にもなれることを意味する。
当初は、このような万能細胞の供給源は、胎児のみであったのである。





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最終更新日  2006年03月17日 02時50分44秒
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