季語と暮らす生活! 歳時記で知る日本の四季
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俳句でイジメが解決できる?携帯版『秋桜歳時記』雲丹(うに)【うにの塩辛】《季 春》うに【〈海胆〉/〈海栗〉】ウニ綱の棘皮(きよくひ)動物の総称。からだは栗(くり)のいがに似て多くのとげをもち、とげの間に管足がある。種類は多く、大きさ・色はさまざま。上面中央に肛門(こうもん)、下面中央に口がある。ムラサキウニ・アカウニ・バフンウニの卵巣は食用。がぜ。(三省堂「大辞林」第二版より)エゾバフンウニちらばりて雲丹舟という三角帆 木路きみ子子供の頃、しばしば食卓に父の好物である瓶詰めの雲丹が用意されていました。私はアルコールの臭いが苦手で、ほとんど口にすることはありませんでした。初めて雲丹を食べたのは学生時代に知人の故郷を訪ねた時でした。海に出かけていき、採れたての雲丹を差し出されたのです。雲丹の殻に赤道からナイフを入れて二つに割ると、中にオレンジ色の身が詰まっていました。それを海水で濯いで、そのままスプーンで掬って食べたのですが、それはまさに禁断の味なのでした。(秋桜歳時記・季語集)
2010年04月26日
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