ヘナヘナライター 生態日記

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加藤美保

加藤美保

2009.07.03
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最近レンタルで鑑賞した「マジョスティック」と「フロム・ヘル」のレビューを公開。

どちらの作品も、2001年、8年前に公開とのこと。
2001年と言えば娘が2歳の頃なので、私は忙しくて映画なんて観る余裕がなかった時期である。この時期の映画やテレビドラマや音楽など、情報が抜け落ちているものが多い。

『マジョスティック』
これぞアメリカンムービーというハートウォーミングでポジティブな感動に溢れた作品。ベースにあるのは、自国に対する信頼と愛情、自由への渇望、そして家族への愛、夢と希望、言葉で並べるとなんとも陳腐だが、そんな良きものたちを真正面からとらえて、ストレートに描き出すところが、アメリカ映画の魅力だと私はかねがね思っている。
最近では、こういうアメリカ映画らしい作品が少なくなってしまった。

話は変わるが、私はジム・キャリーが好きではない。いい役者さんなんだろうとは思うが、彼の過剰演技が苦手なのだ。舞台向きの役者さんという気がする。

『フロム・ヘル』
私的には微妙な作品である。ベースに漂う退廃的な淀んだ空気、一片の希望も見いだせないような暗闇、人の暗部をほじくり返すようなネガティブなパワー、どれも嫌いなアイティムではないのだが、アメリカ人には向かない作風という気がする。圧倒的に湿度が足りないのだ。たとえば『28日後』や、その続編の『28週後』と比べてみると、その違いは明らか。19世紀末の淀んだロンドンの町並みや社会を描くなら、やはりヨーロッパの血を投入すべきだった。

主役の警部を演じたジョニー・デップも特にいいとは感じなかった。正直、私はなぜ、彼があれほど人気が高い役者なのか、今もって理解できないでいる。特に演技が上手なようにも思えないのだが。
ただ、ウィリアム・ガル卿役を演じたイアン・ホルムの上手さには驚く。普段は精錬な人格者で、女王の侍医。ところが殺人を犯している時には、特殊メイクをほどこしてもいないのに、恐ろしい殺人鬼の顔に変貌する。あの光の全くささない黒目の怖さといったら。

いろいろ文句ばっかり書いたけれど(笑)、つまらない作品ではない。十分見ごたえがあるし、役者たちが良い仕事をしている。この作品のジョニー・デップはやたらに美しいし(笑)。





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Last updated  2009.07.05 17:06:45
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