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格安航空券は私達庶民にとっては大変便利なものだが、実はチケットを取得するのが難しいという致命的な欠陥がある。取りたい時に航空券が取れない。格安たる所以だろう。たとえば、週末に旅立って週明けに戻ってくる弾丸トラベルを格安航空券で実行するのは、至難の業だ。金曜日も日曜日も同じような事情の旅行者が殺到してしまうので、格安航空券の空きが少なくなかなか予約が取れないからだ。特に連休のかかった週末旅行なんて、まず取れないと思ったほうがいい。たとえ取れても、それはもはや「格安」とは呼べない代物になっていることが多い。
PEX航空券 の時代かもしれない。
PEX航空券は、航空会社が個人旅行者向けに正規ルートで販売するリーズナブルな航空券のこと。格安航空券より割引率は低いが、航空会社本体が販売するチケットだけあって、オンシーズンでも取得しやすいしというメリットがある上に、格安航空券と違って、マイルの積算ができるものが多いし(格安航空券では、ほとんどマイルの積算がかなわない)、中には積算率100%可能というものもあるらしい。予約取得時に席の指定もできるし、チケットによっては予約を別日に変更もできるという。オンシーズンとオフシーズンの価格差が、格安航空券ほど露骨ではないし、価格設定も明確でわかりやすい。格安航空券だと旅行会社によって手配料金などが違うので、トータルでみると支払価格にずいぶん違いが生じることもあって、釈然としないのも事実だった。今のところ、PEX航空券の割引率は70%までという決まりがあるらしいが、それも撤廃される見通しだとか。となると、近い将来、PEX航空券と格安航空券の熾烈な販売競争が起きることが予測できる。というか、PEXTの価格がもっと下がったら、格安航空券の存在意義は失われるだろう。
ちょっと事情があり、今月中にこのPEX航空券を利用して海外に行くかもしれない。今、キャンセル待ちをしているので、可能性としては低いけれど。
11月20日~23日で上海までの航空券を予約しようとすると、HISをはじめとする格安航空券を取り扱っている各旅行会社では、娘と2人分のチケットが支払価格10万円を超える。10月からあの石油サーチャージが復活してしまったことも痛い。しかし、PEXなら全て込みで82,000円。78,000円というものもあった。格安と価格差はわずか2万円だが、逆に考えると2万円も安くて使い勝手の良い航空券が取得できるのであれば、だんぜんPEXに軍配が上がる。何よりPEXは正規ルートのチケットなのでキャンセル待ちもできるのだ。
今から20年前に初めて海外旅行をした時から、私はずっと格安航空券のお世話になってきた。HISが新宿の片隅の雑居ビルで細々と商売を始めてばかりの頃で、「格安航空券」という言葉さえまだ一般的ではなかった。当時は、成田空港が本格始動して数年たった頃で、京成スカイライナーは京成上野駅からしか乗り降りできなかったし、成田エクスプレスなんてものもまだない時代である。あれから20年以上たち、HISは大企業に成長し、日本の玄関口は成田から羽田に戻ろうとしている。さらに、個人旅行者が利用する航空券も、格安航空券からPEX航空券へと移行していくような気がする。
話は変わるが、11月20日出発、23日帰国の成田⇔上海の格安航空券は、安いものから順々に予約が埋まりつつあり、9日の時点で残っているのは、JAL系チケットがメインとなっている。ノースウェストはほとんど空きがなく、ANAもあまり余っていない。空席をたくさん残しても、満席にしても、飛行機を飛ばさなければならないのなら、投げ売りしてもいいからチケット売りなよ、JAL、と私は思う。他の航空会社は皆そうやって顧客獲得に努めているのに、なんでJALだけお大名商売を続けているのだろうか?
貧乏な一格安航空券利用者でさえ、JALの商売のやり方は違うなと、日本の片隅で思うわけである。
2010春旅行 香港、バンコク、クアラルン… 2010.04.14
ホワイトスワンホテル 2009.05.05 コメント(1)