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若い頃は、“大人”というものに対する漠然としたイメージがあった。「今よりは分別があり、正しい判断が可能で、迷いも少なく云々」というようなものだ。
しかし実際“大人”になって思うことは、人の魂の形は年齢にあまり左右されないということだ。簡単に言うと、人はあんましかわんないんじゃね? ということ。
人は、年を経るごとに成長なんかしないし、衰えることもないのではないか? もちろん肉体的、精神的な衰えはある。肉体が衰えれば体力や運動能力が衰えるし、脳神経が衰えれば、記憶力や判断力が衰える。しかし、魂に衰えはないのではないのか。魂という言葉に異論があれば、「心の在りどころ」という言葉で代えてもいい。もともと良質な心の持ち主は死ぬまでそのスタンスをキープするし、そうでもない人はそれなりに、あまりよろしくない人は、やはりそのように人生を送るのではないだろうか?
--と、ここまで思うままに書きつられてきて、なんか身も蓋もないことを言っているような気がしてきた。これはある意味、私らしくもない発想という気がする。
私が言っていることはつまり、嘘つきに生まれついたものは嘘つきに、聖職者は聖職者にという風な、乱暴な運命論者に行きつくのであろうか?
この一方で、どんな人にもすばらしく良いところがあり、可能性があるとも感じている。
言っていることが矛盾していると我ながら思う。
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