ヘナヘナライター 生態日記

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ももたろう719 @ 美保ちゃーん、連絡とりたいです お久しぶりです、某編集部でご一緒してま…
ももたろう719 @ 高橋です 突然のメール、失礼します。 こちらは、…
yshinfuku @ Re:今を生きる(06/18) 頑張ってますね、
加藤美保 @ Re:5対5(03/30) チャーさん!! コメントをいただいていた…
チャー@ Re:5対5(03/30) なるほどー! 興味深い考察、ありがとう…

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加藤美保

加藤美保

2021.06.10
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カテゴリ: カテゴリ未分類
このブログでも何回か書いたことがあるが、伯母の一人に、未婚で最後は特養に入居して、そして亡くなった伯母いた。彼女が飼っていた猫は私が預かり、その後20歳まで生きた。
この伯母は、ある意味私の反面教師となった人だ。一人で生きることの虚しさや孤独をこの伯母から学んだ。もちろん、一人で生きている女性の中には、充実して幸せに暮らしている人もいると思うが、伯母はそうではなかった。

最後は痴呆の症状がひどくなり、私のことはもちろん、自分の妹である私の母にこともよくわからなくなった。
その伯母が特養に入居する前、痴呆の症状がひどくなり始めた時に私に、「私がどんどん壊れていくの」と、抑えきれない不安を訴えたことがあった。ずっと忘れられない、たぶん今後も忘れることのできない言葉だと思う。

人は、正常から異常へ、一足飛びに変化するのではない。徐々に自分の体が蝕まれていくその過程を、痴呆症状を患う人々も他の病気の人たちと同じように経験するのだ。その不安は想像を絶するものがある。

人はいつまでも若く健康ではなく、誰にでも老いは訪れる。こんな当たり前のことも伯母は私に教えてくれた。





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Last updated  2021.06.10 16:27:50
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