2004/09/25
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カテゴリ: 読了本



山賀と大野は、哀しみを抱えた家の扉を叩く。
2人の耳は、ただ一つの言葉を求めている。

冬島親子を巡り争い続けてきた、馬見原と油井。
彼らの互いへの憎しみは、いま臨界点を迎えている。

悲劇によって結ばれた人々は、奔流の中で自らの生に目覚めていく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「2001年10月7日、9.11のテロに対するアメリカの報復がアフガニスタンで始まった。
その報復のクラスター爆弾で両腕をなくした少女。
9.11は記念式典があったりするのに、何故10.7での罪の無い者達の被害の式典は無いの?」

「家族間の愛情が社会に広がっていくのだと考えてます。
アジアの小さな島国に暮らす一個人に、欧米を中心とした世界の動向を、変えようもないでしょう。といって、変わらなければ苦しむのは子供です。」

「そこまで俺の考える事じゃないだろう?」
「だったら誰が考えるの?」
「・・どこかのお偉いさんさ」
「主権在民って言葉知ってんの?市民一人一人に主権があるって事は、市民より上に偉いやつがいないって民主主義。
上の言われたとおりに働くなら、全体主義の人民になる。
民主主義って、えらく面倒で一人一人がしんどいんだよ。世界中で本当に民主主義が達成できてる国なんて本当はまだないんだ。」

「わたしなら、最後の時、もしそこにママの頭があったら・・・撫でてあげよう。
でも、それって、ママのためじゃないんだ、きっと。
わたしの為なんだ。
わたしが生まれてきてよかったと思いながら、死にたいからなんだ。
わたし、生まれてきてよかったって、ずっと思いたかったんだ。」

***************************

5巻読了しました。
重いテーマのようですが、充分にミステリ要素がありますので、読み始めると早いです。
読んでよかったと思える本です。
自分の仕事、家庭、地域や親族との繋がりなどで、考える事が沢山有って、時間的にも精神的にも余裕の無い方も多いと思います。
たまの休みは何処かの観光地に行って・・・
私もその一人ですが、改めてこういう本を読んでちょっと考えました。
未来の希望に光り輝いているべき子供達の悲劇
また、大人たちも・・・
皆さんも一度は読んでみて、考えてみませんか。
私は小さい頃、何にでもなれると夢が一杯=☆
世間知らずでしたが、楽しかったです=☆





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最終更新日  2004/09/27 07:02:25 PM
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