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『フラッタ・リンツ・ライフ』
気づかないうちに文庫版が出ていた(2007/11/25)。透明で静謐。後1冊で完結のはず(+短編集が出るとの噂)。名残惜しい。
プロペラ機の整備をしている笹倉の言葉。「飛行機の中でどこが一番無駄な動きをしているか、わかるか?」
僕の答えは、クリタと同じ。正解では無かったけれど。
押井守が、サリンジャーの様だと表現。同意。
『ベオウルフ』
映画のノベライズの例に漏れず、慣れていない人でも読めるように脚本に手を入れた程度の小説。むしろ脚本の方が読みやすいのでは。旬のものなので、短期間に製作、翻訳しなければいけないのはご愁傷様。英文学のベオウルフが下敷きになっているものの、ストーリーにも脚色が加えられている模様。
Wikipediaによると、サトクリフ版の『ベーオウルフ』が井辻朱美訳ででているらしい。きっとこっちの方が、はるかに出来が良いはず。
『パンドラ』
私にとっては、航宙宇宙軍シリーズの谷甲州。その"宇宙もの"と、著者のもうひとつの面である"秘境もの"を合わせ持つ長編小説。斬新な展開と、挑戦的なテーマかつ、その展開はわくわくさせられる。
それ故に、尻すぼみ的な終わり方には、"ありきたり感"的な(贅沢な)不満も残る。
『司政官全短編』
未読の短編もあり、今回まとめて読む事が出来て、ありがたい。文体の古さはあるが、構成、本質は、何時の時代にも通用する。硬いテーマに対して、叙情的な展開も隠れた魅力と思える。
さて、学生時代に読みかけたままの『引き潮のとき』も、再販してくれないだろうか?
『ランドックの刻印』
著者の栗本薫さんとは全く面識がないが、後書きが近況報告なので、まるで知人の様な気がする。手術を受けるという事だったので気にしていたのだが、神楽坂倶楽部によると、なかなかに大変らしい。早い回復をお祈りします。
3/14に退院との事。経験のない私には想像できない大変な事がまだまだあるとは思うけれど、まずは良かった。
『虐殺器官』SFが読みたい2008年版で、ベストSF2007国内編の第1位なので、読んでみた。マニアックな小ネタに、にやり。また、言葉に対するこだわりは、神林長平を彷彿させ、衒学的な会話が割り込むあたりは、野阿梓を思い出させる。そして、静かな空気の流れるエンディング。確かに、SF好きに高く評価される一冊であると納得。マニア向け?
『トクヴィル 平等と不平等の理論家』しばしば米国政治で言及されるトクヴィルについての本。サントリー学芸賞(2007年度)を受賞しただけあり、時代背景を含め、平易な解説で、視点も面白く、読めば分かった気になる。米政治を学ぶ大学1年生にはお勧めの入門書。「過去が未来を照らし出さないので、人々の精神は暗がりの中を歩んである」さて、これは、仏革命の後に書かれた『デモクラシー』の一節。今の日本にも、あてはまる一節だと思うのだが(そして明治維新の時にも、太平洋戦争の敗戦の時にも、なのだが)。
うわ、今期(四半期)は4万円近く使っちゃった。次は自重...