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競馬場を囲む堤防の桜が見ごろを迎えた笠松競馬では、4月1、2日と7~9日の合計5日間、「新緑賞シリーズ」が行われる。ここでは各日のメインレースの展望を行いたい。
まず初日はB-1組の「淡墨桜特別」。ここは転入後2、1、1着と自慢のスピードを発揮しているマルタカアンデスが中心だ。中央では2000mで好勝負の実績があるので、前走からさらに距離が延びるのも問題ない。他にもワールドレデー、エーシンベロシティの伊藤強勢も好調だし、3歳時に重賞戦線をにぎわせたブラックポイントも復調ムードにあり、ハイレベルな戦いが期待できそうだ。
2日目はシリーズメインとなる3歳の重賞「新緑賞」。ここでの注目はエレーヌ。2走前のスプリングカップでは、スローペースの中を豪快なマクりで快勝して重賞初勝利。中央挑戦の前走は9着に終わったが、最後までじわじわと伸びて勝ち馬からは0秒9差に健闘して、地力の一端は見せてくれた。ラブミーチャンがいない東海公営では屈指の実力の持ち主と言える。前述のスプリングカップでエレーヌと時計差なしの接戦を演じたタンブリングダンスも有力な1頭。決め手勝負になると分が悪いが、エレーヌよりは先行力があって器用な競馬ができるだけに、小回りの笠松で逆転の目もある。
3日目はA-3組と中央500万の交流戦「臥龍桜特別」。基本的には中央優位のクラス。デビュー4戦目にして鵝を脱出したリザウンドエコウなど、今回もなかなかの素質馬ぞろいで、中央勢の上位独占も十分だ。地元勢では笠松で[1][4][8][3][1]の好戦歴を誇るフジノアサハタに注目。一気に相手強化された印象はあるものの、持ち前の安定した走りができればここでも差はなさそうだし、中間も順調に乗り込みを消化して体調は上々だ。
4日目はC-11組による「奈良津桜特別」。ほとんどの馬がここ2走以内で勝ち鞍をあげており、展開次第で結果が変わりそうな難解な一戦になった。そんな中でも前走4馬身差の圧勝を演じたエスクリムが他を一歩リードしている。ゲートで再能試を受けるなど、気性面で危うさを抱えてはいるが、前走を見てのとおり、その潜在能力は非凡なものがある。1600mで2戦2勝の実績もここでは光る数字だ。1400mとはいえ前走で好時計をマークしたオーバーアチーバーやランドエクスプレスも好調さでは負けていない。
(文:競馬東海 寺澤 正勝)

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